【俺の楽器・私の愛機】1394「輪廻転生」
【Gibson Chet Atkins CE 1991 VanZandt TLV-R3 2012】(東京都世田谷区 ナレノハテ 58歳)
ほんの数本の所持とはいえ、還暦を間近に「千手観音じゃあるまいし、置き場もないし整理だ」と白羽の矢が立ったのがこのギブソン。30年程前エレガットといえば、オベーションかタカミネか。選択肢が少なく、道具として買ったので愛着が薄かったのですが、改めて弾くとなんだかとっても良い楽器に思えたりして揺ら揺ら。でも決めた事。心を鬼して渋谷の楽器店に委託することに。
状態のチェックや説明を受け、手続き完了。
スタッフさん「ありがとうございました」
私「宜しくお願いします」
私「あのヴァンザント、持って帰りたいのですが」
スタッフさん「?」
ブロンドのアッシュボディーにスラブのローズ。重さ3.0kg。ピックガードのフィルムも剥がしていないほぼ未使用。実はこの前週、よく憶えていませんが何故か試奏していたのでした。テレタイプは初めてで不慣れなせいか、サドルのイモネジに引っ掛かりおぼつかなかったものの、特にリヤの低音にはびっくり。一週間無意識のうちに想っていたようです。
ジェフベックファンの私は気になっていたのです。かつて彼が親友に贈り、後にミラーが貼られたりドラゴンが描かれたあの仕様。これを手にせずに終われません。
ギブソンと入れかわりにやって来たこのギター。亡きジェフから私に贈られたとの妄想も相まって夢中です。せめて30年くらいは付き合いたいなと思ったら、無性に長生きしたくなりました。いや、生まれ変わればいいのか。業は深まるばかりです。
ちなみに、この2年の収支は5増に減。家庭的には違憲です。
◆ ◆ ◆
あぁ、収入減なのにダイブしちゃうのは完全にGAS発症済みですね。ま、しかたない。今回の場合は「チェット・アトキンスと交換で手元にやってきただけなんだもの」という絶好のエクスキューズが用意されているので問題なし。でもジェフから贈られてきたという妄想は、その後ナレノハテさんはジミー・ペイジ的な友人にプレゼントしなくちゃいけなくなる運命を辿ってしまうことになる。それはまずいので、「もし私がジェフだったら」というパラレルワールド的な別世界線を描く妄想に取り憑かれましょう。狂気の沙汰もリフ次第©烏丸(笑)。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」
※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
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