原田郁子が15年ぶりソロアルバム『いま』リリース、谷川俊太郎との共作曲も

クラムボンの原田郁子（Vo, Key）が15年ぶりのソロアルバムを発表する。通算4作目となる新作『いま』が6月21日にユニバーサル ミュージックよりリリースされることが決定した。

◆原田郁子 画像

このアルバムには、谷川俊太郎と共作した新曲「いまここ」をはじめ、映画『青い、森』（2020年）のエンディング曲「青い、森、、」や、マームとジプシーの舞台『cocoon』（2022年）の劇中歌「むりかぶし」及び主題歌「とぅ まぁ でぃ　〜 合唱 〜」、小学館発行のムック本『ぺぱぷんたす 006』（2022年）のコンテンツ曲「オ・ノ・マ・ト・ペ」を含む8曲が収録される。コロナ禍以降、本格的に始めたという宅録をベースに、ほぼすべての楽曲の制作と録音を自宅で行ったそうだ。奥田泰次とHeba Kadryがエンジニアを務めた。

原田郁子と谷川俊太郎は2021年、rei harakamiの没後10年に合わせて行われたトークイベント＜「暗やみの色」から生まれることば＞に参加。これをきっかけに原田からの提案で楽曲の共作に取り組み、2年をかけて完成させたのが「いまここ」だという。谷川は作詞のほか、心臓の音、呼吸の音、朗読で参加。エンディングパートにはrei harakamiが音楽を担当したプラネタリウム『暗やみの色』のサウンドトラックより「intro」をサンプリングし、0歳から91歳までの“声”をフィーチャーした、11分半に及ぶ大作に仕上がっているとのことだ。

パッケージはCDのみの通常盤と、80ページの「詩集＋写真ブックレット」が付いた箔押しBOX仕様の初回限定・特装盤の2つの形態で発売される。ブックレットには日本語詩と英訳詞のほか、自身や家族、友人が撮影した写真が多数掲載される予定となっている。アートディレクションは、『ぺぱぷんたす 006』でも原田とページづくりを共にした脇田あすかが担当した。