デフ・レパード、ブライアン・メイとの共演に「俺ら、ここまで来たか」と感慨

デフ・レパードのジョー・エリオット（Vo）とフィル・コリン（G）が、デフ・レパード史上“最もアイコニックなモーメント”のいくつかについて振り返った。

◆デフ・レパード動画

米SiriusXMは先週終わり、その映像を公開。エリオットはまず、1977年にバンドに加入することになった経緯を挙げた。「ある日、仕事帰りにピート・ウィリス（初代ギタリスト）に出くわしたんだ。彼からバンドを結成するとこだって言われて、俺は飛びついた。“試しにやってみる”って言ったんだ。彼ら、俺の素晴らしいレコード・コレクションを見た。それに俺は背が高かったから、その役をゲットできた！」「もし俺がその夜、バスに乗り遅れていなかったら、ピート・ウィリスには会わず、俺はいまここにいなかっただろう」

「1983年9月、LAフォーラムでプレイしようとしてたときだ。ブライアン・メイが来たいと言ってるってメッセージを受け取った。“オーケー、パスなんとかするよ”って答えたら、“そうじゃなくて、彼は君らとプレイしたがってる”って言われた。“おお、ワオ！”だ。彼は超ビッグなバンドの超ビッグな一部だ。俺らに超ビッグな影響を与えてきた。彼は自分の機材を持ってきて、ステージにセットアップした。アイコニックなギタリストが俺らのステージで“Photograph”のリフをプレイし始めるのを、俺らはミキシング・デスクのところから見てた。そのとき、“ワオ、よし、俺ら、ここまで来たのか！”って思ったよ。俺ら（まだ）成功していなかったが、ここまで来たって。以来、俺らは友達だ」

同じ年、「“Photograph”がMTVで最も人気のあるビデオに選ばれた。マイケル・ジャクソンを破ったのは金字塔モーメントだった」という。「MTVで流れてすぐ金が入るわけじゃない。あのツアーが終わるまで、一銭も入ってこなかった。だから俺らは週100ドルでやってた。マイケル・ジャクソンに勝ち、アリーナがソールドアウトしてたのに、金はなかった（笑）」

ブライアン・メイは、デフ・レパードが2019年にロックの殿堂入りしたとき、彼らの功績を紹介するプレゼンターを務めた。


Ako Suzuki