「第37回日本ゴールドディスク大賞」、発表
「第37回日本ゴールドディスク大賞」の受賞作品・アーティストが3月10日に発表された。
今回の受賞数は70作品・アーティストで、この1年間で最も活躍したアーティストに授与される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の邦楽部門ではSnow Manが2年連続2度目の受賞、洋楽部門ではザ・ビートルズが同賞史上初となる8度目の受賞に輝いた。
Snow Manは今回、「アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽)」「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー(邦楽)」なども受賞し7冠を獲得。ビートルズは自身の持つ洋楽最多受賞記録を更新した。
このほか、BTSが「ベスト・エイジアン・アーティスト」を5年連続で受賞し、同部門の最多受賞記録を更新している。また、吉田拓郎と松任谷由実、桑田佳祐、Adoの4人が「特別賞」を受賞した。
一般社団法人日本レコード協会が1987年に制定した「日本ゴールドディスク大賞」では、毎年、当該年度のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティストおよび作品を顕彰している。本賞の選考基準は「CD、音楽ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と音楽配信の売上実績、ストリーミング再生実績」というもので、「第37回日本ゴールドディスク大賞」では2022年1月1日~12月31日の売上実績に基づき各賞が授与された。
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■アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽):Snow Man
「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)ではSnow Manが2年連続2度目の受賞を果たした。Snow Manはこのほか、『Snow Labo. S2』が「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)と「ベスト5アルバム」(邦楽)を、『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』が「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)と「ベスト3ミュージック・ビデオ」を、「オレンジkiss」「ブラザービート」が「ベスト5シングル」を受賞し、7冠を獲得した。
「この度アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞させていただけたこと本当にありがたく思います。
日頃から応援してくださっているファンの皆様のお陰だと大変感謝しています。
これからも沢山の方々に楽しんでいただける様、パフォーマンスに磨きをかけていきたいと思っています。」──岩本照
■アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽):ザ・ビートルズ
「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(洋楽)は昨年に続いてザ・ビートルズが受賞した。通算8度目の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞となるが、これは邦洋あわせても歴代最多だという。ビートルズは今回、『リボルバー <スペシャル・エディション>』が「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(洋楽)と「ベスト3アルバム」(洋楽)も受賞している。
■ベスト・エイジアン・アーティスト:BTS
「ベスト・エイジアン・アーティスト」ではBTSが5年連続5度目の受賞に輝き、同賞における最多記録を更新した。BTSはこのほか、『Proof』が「ベスト3アルバム」(アジア)、『BTS 2021 MUSTER SOWOOZOO』が「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」(アジア)、「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」が「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(アジア)を受賞し、4冠を獲得した。
「今年で5年連続“ベスト・エイジアン・アーティスト”賞を受賞しました。いつも変わらず多くの愛情を送ってくださるARMYの皆さまのおかげでこのように大変光栄な賞をいただくことができました。
僕たちの音楽を聴いてくださるすべての方々と、なによりもARMYの皆さまに心から感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます。」──BTS
■ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽):OCHA NORMA
規定の期間中にデビューしたアーティストのうち、対象期間中のCD等の売上合計が最も多いアーティストに授与される「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)は、2022年7月13日にメジャーデビューしたOCHA NORMAが受賞した。
「このような素敵な賞を受賞でき、とても嬉しく思います。
応援してくださるファンの皆様をはじめ、私たちOCHA NORMAに関わってくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
これからもこの受賞を励みに10人で切磋琢磨して、もっとお茶の間の皆さんに愛される魅力的なグループを目指していきます!
これからも応援よろしくお願いいたします。」──OCHA NORMA 斉藤円香
■ベスト5ニュー・アーティスト(邦楽):
&TEAM
OCHA NORMA
葛葉
MAISONdes
ROF-MAO
■アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽):『Snow Labo. S2』/Snow Man
対象期間中に発売されたアルバムで最も売上枚数が多かった作品に授与される「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)は、2022年9月に発売されたSnow Manの『Snow Labo. S2』が受賞した。Snow Manの受賞は昨年に続き、2年連続2回目となる。
「アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞できたことを大変嬉しく思います。
スタッフとメンバーの努力の結晶を大切なファンの皆さんが喜んでくださったことがこの結果を運んでくれたと思いますので、ファンの皆さんには特に感謝しています。
また、こうした形で評価をいただけたことが今後の作品づくりのモチベーションにもなりますので、今後もピュアな気持ちで良いものを作り続けられるように努力します。
これからも応援の程よろしくお願いします。」──ラウール
■ベスト5アルバム(邦楽):
『Made in』/King & Prince
『CITY』/SixTONES
『Snow Labo. S2』/Snow Man
『1st Love』/なにわ男子
『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』/松任谷由実
■シングル・オブ・ザ・イヤー:「ツキヨミ / 彩り」/King & Prince
対象期間中に発売されたシングルで最も売上枚数が多かった作品に授与される「シングル・オブ・ザ・イヤー」はKing & Princeの「ツキヨミ / 彩り」が受賞した。
■ベスト5シングル:
「ツキヨミ / 彩り」/King & Prince
「オレンジkiss」/Snow Man
「ブラザービート」/Snow Man
「ここにはないもの」/乃木坂46
「好きというのはロックだぜ!」/乃木坂46
■ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー(邦楽):『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』/Snow Man
対象期間中に発売されたビデオで最も売上枚(組)数が多かった作品に授与される「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)はSnow Manの『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』が受賞した。
「この度は素晴らしい賞をいただき、いつも応援してくださるファンの皆様に対し報恩謝徳の思いです。
受賞した作品は、一昨年に行われたSnow Manの記念すべき初めての全国ライブツアーを収録したものです。
ライブとは我々アイドルにとってファンの皆様と直接お会いし感謝できる大切な場であり、お互いが一体となって創り上げる空間です。
その様子を収録した本作品を、見てくださった方が“次は生のSnow Manのライブが観たい”という思いを膨らませてくださると嬉しいです。
本当にありがとうございます。」──阿部亮平
■ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング(邦楽):「ミックスナッツ」/Official髭男dism
対象期間中にストリーミング配信が開始された楽曲のうち、再生回数の合計が最も多かった作品(シングルトラック)に授与される「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」(邦楽)はOfficial髭男dismの「ミックスナッツ」が受賞した。Official髭男dismは同作で「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」と「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(邦楽)、「ベスト3ソング・バイ・ダウンロード」、「Subtitle」で「ベスト3ソング・バイ・ダウンロード」と「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」も受賞し、6冠を獲得した。
「たくさんの方々に自分たちの楽曲を聴いて頂けて嬉しい気持ちでいっぱいです。
感謝の気持ちを胸に、これからも自分たちが良いと思う楽曲を作って良いライブを届けながら、バンドとして新しいチャレンジをし続けていこうと思います。本当にありがとうございました。」──Official髭男dism
■ベスト5ソング・バイ・ストリーミング:
「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」/Ado
「私は最強 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」/Ado
「Subtitle」/Official髭男dism
「ミックスナッツ」/Official髭男dism
「Habit」/SEKAI NO OWARI
■特別賞:Ado
「“特別賞”に選んでいただきありがとうございます。このような素晴らしい賞をいただけたこと、光栄に思います。Adoの歌をたくさんお聴きいただき、夢だったCDリリースやダウンロード、ストリーミングと様々な場所で反響をいただけて本当に嬉しく思います。リスナーの皆様をはじめ、関わってくださっている皆様に感謝を申し上げます。」──Ado
■特別賞:桑田佳祐
■特別賞:松任谷由実
「CD形態の新しい価値とニーズを模索し、結果に結びつけられたこと。
音質を大幅にアップデート出来たこと。
何より、アウトソースや世代が移り変わっても人の心の機微は変わらないということを証明出来たのが、最上の歓びです。
『ユーミン万歳!』に関わってくれた多くの方々、
聴いてくださった全ての人々に感謝します。」──松任谷由実
■特別賞:吉田拓郎
「笑顔が困難な世界情勢は心が痛みますよね。
音楽が少しでも人の心をやわらげる事ができれば・・
小さな応援を続けたいと思います。」──吉田拓郎
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