アンディ・テイラー、がんと診断され「人生を満喫しようと考えた」

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元デュラン・デュランのアンディ・テイラー(G)が、英国のニュース番組『5 News』にリモート出演し、4年前、ステージ4の前立腺がんと診断されたときや現在の心境について語った。

◆アンディ・テイラー動画

彼は2022年11月、出席できなかったロックの殿堂の式典で、元バンド・メイトを通じ病を公表した。これを機に、前立腺がんの検査を受ける人たちが増えてくれることを願っているという。

アンディは6年ほど前、56歳のときに「ジョギングしていて、何か、関節炎みたいな痛みがあることに気づき始めた」が、年を取ったからだろうと最初は気にかけていなかったそうだ。しかし、4年半前、首に腫れのようなものを感じたため生体検査を受けることにしたという。

「結果を聞くため、病院へ戻った。誰も心構えなんてできないだろう。医師がちょっと遅れて来て、遅れたから“ソーリー”ってすまなそうにしているのかと思ったら、前立腺だと言われた。僕が、“ああ、なるほどね、父がそうだったから不思議じゃない”って答えたら、“でも、ステージ4だ。転移性だ”って言われ……それって致命的な病だ」

そう聞いてから、アンディは「人生を楽しむことを考えるようになった」という。「4年前……僕は持ちこたえることはできなさそうだったからね。いまは、助けになる新しい治療法がいくつかある。“人生を満喫してやる”って思ったよ。以降、3枚のアルバムを作った。友人たちとツアーもやった。Reefってバンドだ。素晴らしかったよ」

11月5日に米ロサンゼルスで開催されたロックの殿堂の式典には出席しようと、医師と共に準備していたが、叶わず、代わりに手紙を書くことにしたという。「それに公表することで、デュランは女性ファンが多いけど、パートナー、ボーイフレンドを軽く突っつくことはできるだろ。検査しろって」

デュラン・デュランのサイモン・ル・ボン(Vo)は最近、式典の後、アンディにロックの殿堂のアワードを届けるため、メンバーたちがイビサ島に住む彼のもとを訪れたと話していた。


Ako Suzuki

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