クリス・アドラー、メガデスのグラミー受賞に立ち会わなかった理由
元ラム・オブ・ゴッドのクリス・アドラー(Dr)は、メガデスの15枚目のスタジオ・アルバム『Dystopia』(2016年)の制作に参加したが、同作のタイトル・トラックが第59回グラミー賞で最優秀メタル・パフォーマンスを受賞したとき、式典には出席しなかった。
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アドラーは「Sobre La Dosis」のインタビューで、トロフィーは受け取ったのかと問われると、その理由をこう説明している。「僕は授賞式自体には出席しなかった。それは、デイヴ(・ムステイン/Vo,G)と僕の間で下された適切で合意の決定だった。ダーク(・ヴェルビューレン/Dr)に、彼はバンドの一員であると感じてほしく、デイヴはそれを支援していた。彼があの場にいるべきだと。僕はそれに何の問題もなかった。実際、あのポジションにダークを推薦したのは僕だったしね。だから、僕はそれがいいって思ったんだ。彼らはクールなことに、僕の名前が入ったグラモフォンを送ってくれた。だから、全ていい感じだよ。僕はそれで満足している」
アドラーは当時まだラム・オブ・ゴッドの一員で、『Dystopia』の制作後、ラム・オブ・ゴッドとメガデス両方の公演でパフォーマンスしていた時期もあったが、メガデスは2016年7月にダーク・ヴェルビューレンが正式に加入したことを発表した。第59回グラミー賞は翌年2月に開催された。メガデスにとって初のグラミー受賞となった。
Ako Suzuki