テーム・マントゥサーリ「メガデスの歴代ギタリストたちに敬意を払いたい」

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昨年秋からキコ・ルーレイロに代わり、メガデスのツアーに参加中のウィンターサンのギタリスト、テーム・マントゥサーリが、メガデスのライヴ・パフォーマンスで心掛けていることについて語った。

フィンランドの音楽サイト『CHAOSZINE』のインタビューで、クリス・ポーランド、ジェフ・ヤング。マーティ・フリードマン、クリス・ブロデリック、キコ・ルーレイロらこれまでバンドに在籍してきたギタリストによりレコーディングされた楽曲をプレイするのはどんな感じかと問われたマントゥサーリはこう答えた。

「もちろん、どのギタリストのパートにも難しいところがある。それぞれ違うチャレンジだ。でも、良かったのは、僕はずっとこのバンドのファンだったから、これまでのギタリストたちのスタイルを以前から知っていた。このバンドに参加する前から、マーティ・フリードマンのスタイルはかなり研究していたんだ。キコのスタイルさえね。クリス・ポーランドについてはそれほどでもなかったけど、彼の演奏スタイルは知っていた。彼の演奏にはよりブルージーでフュージョン風のものがあるのに気づき、興味を持っていた。そういうのは、僕も前に勉強していたから。だから、上手くプレイしなくてはと取り組むのが1つのスタイルだけじゃないのは、本当に面白いし、楽しみでもある」

「僕は全員に敬意を払いたいと思っている。100%彼らをコピーする必要はないけど…、僕は曲をリスペクトしたいんだ。もし僕が1ファンで、コンサートへ行ったら、アルバムに収録されたとおりのソロを聴きたいと思うだろう。もちろん、その音楽のスタイルによるけどね。でも、このタイプの音楽では、それが相応しく、それが僕が目指しているところだ。僕はできる限りオリジナルと同じようにプレイしようとしている」

メガデスは現在、ヨーロッパ・ツアー中。6月24日に開催されたドイツ公演で、クリス・ポーランドがギターを演奏したアルバム『The System Has Failed』(2004年)に収録された「Kick The Chair」を2009年以来15年ぶりにパフォーマンスした。


Ako Suzuki
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