メガデスのデイヴ・ムステイン「家なき子だった俺にプランBはなかった」

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メガデスのフロントマン、デイヴ・ムステインは、子供のとき苦労したことが、何としても成功したいとのモチベーションになった上、音楽以外の道を進むことは考えられなかったという。

ムステインは『The Big Takeover』のインタビューで、40年以上前、ロサンゼルスの音楽シーンに足を踏み入れたとき、これほどの成功を予想していたかと問われると、「心の中では、生きている限りプレイし続けたいと望んでいた」と答え、こう語った。

「俺にプランB(代替案)はなかった。プランBは持ちたくなかった。なぜなら、俺にはプランAが全てだったからだ。家がなく、貧困の中、育ったからだろう。ああそうだ。貧しくて、家から家へとさすらい、常におさがりの服を着て、長いこと車で暮らしたことが俺を変えた。それが、成功してやるってモチベーションになった。そのままでいたくなかったんだ。家がなかったり車の中で生活したり、俺はそういう状況に甘んじたくはなかった。だから、俺はできる限りの努力をしてきた。俺は(メガデスの)ラインナップ・チェンジに関し冷淡だって言われることがある。だが、全てのラインナップ・チェンジには正当な理由があった」

メガデスは現在、ムステイン(Vo, G)、ジェイムズ・ロメンゾ(B)、ダーク・ヴェルビューレン(Dr)、テーム・マントゥサーリ(G)のラインナップで北米ツアー中。9月末に終了後、ニュー・アルバムの制作に取り掛かると言われている。

Ako Suzuki
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