【インタビュー】浦嶋りんこ、ミュージカル『ジャニス』を語る「今の自分だからニーナを演じることがプラスになる」
■ミュージカルで歌う時もライブで歌う時も
■人生の経験値が反映されていると思います
──日本版『ジャニス』上演情報が解禁されて以降、どんなリアクションが周りから返ってきましたか?
浦嶋:解禁された時、友達から“これは舞台なの? ミュージカルなの? それともライブ?”ってLINEが来たんです。ほかにも“チケットはとれるの?” “ジャニス、大好き! 見に行きたい!”とか反応は多かったですね。そういうふうに聞いてくださった方々の年齢が幅広かったんですよ。20代から60代の方まで。
──それだけ世代を超えて多くの方が興味を持たれているということでもありますね。先ほどDREAMS COME TRUEのお話が出ましたが、久保田利伸さんのコーラスも務めてきた浦嶋さんにとって、ミュージカルとはまた異なるであろうライブの魅力とは?
浦嶋:図らずとも両方のジャンルでお仕事をさせていただいていますが、ミュージカルがキャラクターの感情を歌の中で表現するなら、ライブは手放しで歌うイメージです。DREAMS COME TRUEなら曲のバックコーラスをしてパフォーマンスすることで、ライブを生で見ているみなさんが求めている通りのもの、もしくはそれ以上のものを渡してあげたいと思っていますね。
──ライブでのリアクションはかけがえのないものですか?
浦嶋:はい。たまに他のアーティストのライブを客席で見ると、生ならではの感動があって。“みなさん、こういう気持ちで見にきてくださってるんだな”って感じるんです。その気持ちに応えたいし、さらなるものを見せたいという気持ちがありますね。
──そもそも浦嶋さんが歌に魅了された原点についても教えていただけますか?
浦嶋:私はソロシンガーではないんですが、若い時は歌をうたうなら、いわゆる歌手になるしかなくて。ミュージカル女優とかアーティストのバックコーラスという選択肢がなかったんです。「歌をうたいたい」と言うと「曲や歌詞は書けますか?」「英語はしゃべれますか?」って聞かれて。できないと「じゃあ、難しいですね」って言われた時代だったから、“ライブで歌っていても職業にはならないのか”って悔しい想いをしてきたんですね。そんな時に私を拾ってくれたのが久保田利伸さんだったんです。ステージに上がった時に“歌をうたうのにはこういう方法もあるんだ”って発見させてくれた。その後、DREAMS COME TRUEのコーラスのオーディションを受けて、一緒にステージに立つうちに吉田(美和)さんから、「二人で歌うの面白いから、ユニットを作ろう」って言ってくれて、FUNK THE PEANUTSが生まれたんです。
──『ジャニス』に登場する伝説のシンガーたちがそうだったように、歌は人生で経験してきたことと同期しているイメージがあります。
浦嶋:ミュージカルで歌う時もライブで歌う時も、生きてきた中で感じたいろいろな想い、人生の経験値が反映されていると思います。
──そんな浦嶋さんにとって、ズバリ歌とは?
浦嶋:私自身なのかもしれないですね。
──最後に『ジャニス』に出演する意気込みをお願いします。
浦嶋:出演させていただくことになってとても嬉しいし、ぜひ見ていただきたい舞台です。東京・国際フォーラムでお待ちしています。
取材・文◎山本弘子
撮影◎レスリー・キー
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■ブロードウェイミュージカル『ジャニス』
8⽉25⽇(⽊) 東京国際フォーラムホールA
8⽉26⽇(⾦) 東京国際フォーラムホールA
open18:00 / start19:00 (各⽇共通)
▼出演
ジャニス・ジョプリン:アイナ・ジ・エンド
アレサ・フランクリン:UA
ニーナ・シモン/ブルース・シンガー/ジョプリナーズ:浦嶋りんこ
オデッタ/ベッシー・スミス:藤原さくら
エタ・ジェイムス:⻑屋晴⼦(緑⻩⾊社会)
ブルース・ウーマン/ジョプリナーズ/ザ・シャンテルズ:MARU
ジョプリナーズ/ザ・シャンテルズ:多和⽥えみ
ジョプリナーズ/ザ・シャンテルズ:菅⾕真理恵
▼バンド
⻲⽥誠治(B)、河村"カースケ"智康(Dr)、⼩倉博和(G)、名越由貴夫(G)、斎藤有太(Key)、⼭本拓夫(Sax)、⻄村浩⼆(Tp)、半⽥信英(Tb)
▼チケット
・SS席16,000 円(前⽅席保証)
・S席11,000円
・U-25席5,000円
※全席税込価格
⼀般販売:7/12⽕10:00〜
・イープラス︓https://eplus.jp/a-night-with-janis-joplin/
・ローソンチケット︓https://l-tike.com/janis-joplin/
・チケットぴあ︓https://w.pia.jp/t/janis-musical/
▼STAFF
総合プロデューサー:⻲⽥誠治
演出:藤倉梓 訳詞:森雪之丞 翻訳:丸⼭京⼦ 振付:菅⾕真理恵
歌唱指導:森⼤輔 演出助⼿/振付助⼿:柴崎咲⼦
ヘアメイク:⼭⽥信之介 ⾐装:⾦澤⾒映 宣伝:JOIND
ビジュアル撮影:レスリー・キー
脚本/オリジナル演出:ランディ・ジョンソン
オリジナル振付:パトリシア・ウィルコックス
主催:WOWOW/DISK GARAGE/ワイズコネクション/産経新聞社
企画・制作:WOWOW
Official Airline :United Airlines
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888
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