ポーキュパイン・ツリー、復帰作で初の全英1位なるか

ポスト
photo by Alex Lake

全英チャートを管理するOfficial Charts Companyが発表した週半ばの集計で、ポーキュパイン・ツリーが約13年ぶりに発表したスタジオ・アルバム『Closure / Continuation』がトップにつけている。このままいけば、彼ら初の全英1位獲得となる。

◆ポーキュパイン・ツリー画像

ポーキュパイン・ツリーは1992年から2010年に活動を休止するまでに10枚のスタジオ・アルバムをリリースし、全英におけるこれまでの最高位は前作『The Incident』(2009年)の23位だった。最新作が初のトップ10ヒットになるのは間違いないようだ。

彼らはこの知らせに、「活動休止期間中、君らが僕らのことを忘れないでいてくれたことを嬉しく思う。そして、新作に対しこれほどまでのサポートを示しながら戻ってきてくれたのは、もっと喜ばしい! 僕らが制作を楽しんだのと同じように、君らもClosure / Continuationを楽しんでくれていることを願う」と、コメントしている。

一方、今週、ポーキュパイン・ツリーの強敵となっているのが、最新チャートで非連続3週目の1位に輝くハリー・スタイルズの『Harry’s House』と2位に初登場したドレイクの『Honestly, Nevermind』だという。フィジカル・フォーマットのセールスではポーキュパイン・ツリーが強いが、ハリーとドレイクはストリーミングでコンスタントにポイントを集めている。

現時点、金曜日(7月1日)発表されるチャートには、ポーキュパイン・ツリーほか、クリス・ブラウンの3年ぶりの新作『Breezy』、アメリカのカントリー歌手、ルーク・コムズのサード『Growin' Up』、同じくアメリカのシンガー・ソングライター、コナン・グレイのセカンド『Superache』、エリック・クラプトンが1994年に米サンフランシスコのフィルモアで開催した公演を収録したライヴ・アルバム『Nothing But the Blues』が新たにトップ10入りする可能性があるという。




Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報