【俺の楽器・私の愛機】714「ギブソンだったら。。。」

【オービル・レスポール・カスタム】（東京都　Msk57　マツコと同じぐらい）


今回ご紹介したいのは、オービルのレスポール・カスタムです。学生の頃、ブルーマーダーの1stに衝撃を受け、ジョン・サイクスに憧れました。とは言ってもギブソンは貧乏学生には高嶺の花で、バイト代を握り締めて買ったのは弟ブランドのオービルでした。買った当時は勿論ゴールドパーツです。

ネットも無い時代、これをどうジョン・サイクスに近づけるか音楽雑誌と見比べて、徐々にシルバーパーツと入れ替えました。特に入手に苦労したのはピックアップセレクターのミラーパーツですかね。ピックアップは、フロントはストックのままで、ゴールドのピックアップカバーだけ彫刻刀で裏のハンダ付削って外しました。ポールピースが金なのはその為で、これもジョン・サイクスと一緒。

リアピックアップはダーティーフィンガーに変えたかったのですが、手に入らなかったので、たまたま持ってたダンカンの59に自分で交換。アンプ直での音は鳴りが良くて気に入ってます。

このギターを担いで、アウト・オブ・マイ・ツリーのプロモーションで来日していたジョン・サイクスのサイン会(@池袋のHMV)に行き、本人にサインして貰いました！差し出したら、シゲシゲと見つめて、「おお、美しい」と呟き、観客の目の前でこのギターを弾いてくれた瞬間は忘れられません！未だにギターは下手ですが、ジョンに「ずっと練習し続けろ」と言われたのを励みに今も続けています。

目の前でジョン・サイクスにサインを入れて貰っていた時、その時私の脳裏を過ったのは「ああ、金貯めてギブソン買ってたら。。。」という後悔でした(笑)



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いやいや、今となってはギブソンに負けず劣らずオービルは素晴らしいギターですから。というか、ギブソン・ギターを日本人がきっちり作ったらこうなるというものですから、本家を凌駕している説もあるとかないとか。今では入手不可能なギターですから、逆に羨ましい限り。しかし、ポールピースの色を始め、エスカッションの穴からABR-1の逆向きセッティングまで、愛情が深い。おお、美しい。（JMN統括編集長 烏丸）


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