エレクトーン奏者・826aska、4月の千葉公演を含む5公演を開催へ

エレクトーン・プレイヤーの826askaが、4月の千葉県・千葉市文化センターでの公演を含む5公演の開催を予告した。

まるで「一人交響楽団(ひとりオーケストラ)」。彼女がYAMAHAの愛機"STAGEA・ELS-02C"の前に座り、両手両足を指揮棒(タクト)のように降り出したとたん、そこからは、興奮や感動を与える音楽が泉のように沸きだす。

5歳からピアノを習い始め、8歳からエレクトーンの道へ。826askaが注目を集めたきっかけが、まだ中学２年生だった2016年１月にYouTube上へアップした「STAR WARS メドレー」が、「完璧な再現!!」と海外で大きな話題になったことだった。その評判が日本へも波及、いろんなテレビ番組にも取り上げられ、一気に注目を集めだした。最近でも、「鬼滅の刃【 無限列車編メドレー 】」がネット上で大きな話題を集めている。



その実力は、826aska公式YouTubeチャンネルに数多くライブ/演奏動画が上がっているので、まずはご覧になっていただきたい。きっと、目が、耳が、数々の演奏からくっついて離れなくなるはずだ。


アルバム『DEPARTURE』を2019年にヤマハミュージックコミュニケーションズよりCDリリースし、メジャーデビュー。以降、『possible』『smile』と、毎年コンスタントにアルバムを発売し続けてきた。福井県鯖江市出身の826askaは、20歳になった今も、地元に住みながら活動を続けている。

2021年は、最新アルバム『smile』を手に、20歳の誕生日のお祝いも兼ね、全国ツアー＜“smile” 826aska 20th Anniversary Live Tour＞を開催。全9本行われた公演は各地で大反響を呼んでいた。その理由も、納得だ。826askaが主に演奏するのは、「宇宙戦艦ヤマト」「千本桜」「パイレーツオブカリビアン」「ドラゴンクエスト序曲」等々、新旧問わずアニメやゲーム、映画音楽など、話題の歌や楽曲のカバーたち。慣れ親しんだ音楽が目の前でダイナミックな演奏を通し、臨場感あふれた姿で甦ることに、たくさんの人たちが興奮と歓喜と感動、時には感涙した表情も浮かべてきた。826askaが連れ出したファンタジックな音楽の世界へ浸りながら、夢のようなひとときを過ごしてきた。

今や826askaがコンサートを行うたび、心が幸せで満たされる音楽のディナーコースを味わおうと大勢の人たちがチケット予約・購入に殺到。直近でも、12月24日のクリスマスイブに京都 FAN Jで行う公演のチケットは、発売後2日で完売。改めて826aska人気の高さを知らしめた。

そしてこのたび826askaは、4月30日、千葉県の千葉市文化センターでの公演を発表、同公演のチケット発売を本日開始した。

2022年も、数多くコンサート活動と新作の制作にも期待したい。何より、どんな楽曲をYouTube上にアップしてくれるのか、その選曲と臨場感を持った演奏も、引き続き楽しみだ。

TEXT:長澤智典