ジェフ・ピルソン「トム・ギンベルは近い将来、フォリナーを去る」
フォリナーのベーシスト、ジェフ・ピルソンによると、長年在籍するトム・ギンベル(G,Sax,Key)がバンドを離れる準備をしているという。
エアロスミスのツアー・メンバーだったギンベルは、1992年にフォリナーに加入し、1993~1994年エアロスミスのツアーに再参加するため離脱したことはあったが、1995年からはフォリナーの活動に専念し、唯一のオリジナル・メンバーであるミック・ジョーンズの次に長くフォリナーに在籍するメンバーとなった。ジョーンズが不在の公演ではギターをプレイすることもある。
そんなギンベルに関し、ピルソンは小学生がプレゼンターの『Rocking With Jam Man』のインタビューでこう話した。「ミックは僕らとの公演全てをやるわけじゃない。彼がプレイしないときはトムがプレイする。でも、トムはこのバンドを去るつもりだ。彼はどこかの時点で、離れる覚悟をしている。そしたら、僕が最も長くいるメンバーになるかもね」
現時点、この発言に対しギンベル本人からコメントはなされていない。
またピルソンは、フォリナーはオリジナル・メンバーが誰もいなくても継続できるのかとの質問にこう答えている。「僕は可能だと思う。最も重要なのは音楽だ。特にフォリナーはね。フォリナーはイメージで売ってきたバンドじゃない。それって、時間が経つにつれ有利に働いた。僕らはミック無しでもツアーできる。何故なら、あの音楽が強力だからだ。ラインナップより音楽なんだよ」
ピルソンは最近、別のインタビュー(『Life In Six Strings』)で、フォリナーは現在、新しい音楽の制作に取り掛かっていると明かし、ニュー・アルバムをリリースする可能性は低いが、ボックスセットやコンピレーション・アルバムなどに新曲を加えることになるだろうと話していた。
Ako Suzuki
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