フォリナー「新しい音楽に取り掛かっているが、ニュー・アルバムにはならないだろう」
フォリナーは、新しい音楽の制作に取り掛かっているものの、それがオリジナル・ソングによるニュー・アルバムになる可能性は低いという。フォリナーが最後にスタジオ・アルバムをリリースしたのは2009年の『Can’t Slow Down』で、11年以上が経つ。
ベーシストのジェフ・ピルソンは『Life In Six Strings』のインタビューで、こう話した。「近い将来、全て新曲によるアルバムが出るとは思えない。でも、僕ら、新しい音楽には取り掛かっているんだ。この先、リリースされる何かにそれが追加されるんじゃないかと思ってる。僕はそう見ているよ。新曲を収録するセット販売なんかがあるんじゃないかな」
「いくつかの曲は、ミック(・ジョーンズ)が20年くらい前に作ったものだ。ミックと一緒にそれらに手を加えたり、アレンジしてる。ケリー(・ハンセン)が歌うことになる。どうするか、まだ決めていないものもある。曲は書き終えているが、方向性をまだ決めていない」
ヴォーカリストのケリー・ハンセンは昨年終わり、『Iron City Rocks』のインタビューで、今のご時世はストリーミングやオンライン・サービスが主流で、アルバムをリリースしてもお金にならないが、パンデミックによりツアーができず、新しい音楽に取り掛かる時間ができたと話していた。
フォリナーはここ数年、ライヴを活動の中心としており、年間約100公演を開催している。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ルー・グラム、フォリナーのロックの殿堂入りに「ほっとした」
ミック・ジョーンズ、フォリナーの殿堂入りに「自分にとっては20年前より意味がある」
ルー・グラム、年内でライヴ活動を引退
ポール・マッカートニー、フォリナーがまだ殿堂入りしていないことに一言
フォリナーのミック・ジョーンズ、パーキンソン病を患っていることを公表
マーク・ロンソン、スラッシュやD・グロールらとフォリナーの殿堂入りを応援
ルー・グラム「殿堂入り前にミック・ジョーンズと食事?いいアイディアだがいいタイミングではない」
フォリナー、ロックの殿堂理事から「殿堂入りするなどあり得ない」と言い放たれる
ルー・グラム「フォリナーがロックの殿堂入りしないのは、選考委員との確執が原因」