トニー・アイオミ、ロニー・ジェイムス・ディオの死「とてつもない喪失」
ロニー・ジェイムス・ディオ時代のブラック・サバスのアルバム『Heaven And Hell』(1980年)と『Mob Rules』(1981年)のデラックス・エディションが今週(3月5日)リリースされるにあたり、トニー・アイオミがあらためてディオの才能を称え、彼の死を偲んだ。
◆ロニー・ジェイムス・ディオ画像
アイオミは『The Rhino Podcast』で、ディオの死は「とてつもない喪失。本当に多大な喪失だ。彼はもの凄くユニークな声を持ち、その表現法が素晴らしかった」と話した。
また、ディオが亡くなっていなければ、ヘヴン・アンド・ヘルは『The Devil You Know』(2009年)に次ぐセカンド・アルバムを作っていたと語った。「ロニーと僕らが最後に作ったアルバム、あれは本当に素晴らしかった。僕ら、もう1枚作ろうって話をしていたんだ。当時、僕ら全員がそれに焦点を当てていた。僕らの間にエゴみたいなものはなく……、僕ら楽しんでいたんだ。(ファーストを)作るのもツアーも楽しかった。“もう1枚作らなきゃ”って、プレッシャーはなく、“やりたければやろう”と。僕ら、ニュー・アルバムを作ろうって話してたんだよ。ロニーが亡くなっていなければ、もう1枚できていたはずだ。でも少なくとも、ツアーをやる機会には恵まれた。それは良かった」
ブラック・サバスの元メンバー4人、アイオミ、ディオ、ギーザー・バトラー、ヴィニー・アピスが結成したヘヴン・アンド・ヘルは2009年にデビュー・アルバム『The Devil You Know』をリリースし、2007~2009年にかけてツアーを行った。
アイオミは昨年5月16日、ディオの10回目の命日に「僕らの親愛なる友人ロニーを偲ぶ。ロニーが亡くなってから10年が経つなんて信じられない。彼がいないのはとても寂しいが、彼が忘れられることはない。そして、彼の音楽は僕らの心の中で永遠に生き続ける」との追悼の言葉を上げていた。
Ako Suzuki