ロブ・ハルフォード、数十年前のジーン・シモンズからのアドバイス「いまでも有効」

ポスト
Photo by Sam Erickson

ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード(Vo)は、昔、キッスのジーン・シモンズ(B)から音楽業界について助言されたことがあり、その言葉は数十年経ったいまでも有効だと思っているそうだ。

トゥイステッド・シスターのギタリスト、ジェイ・ジェイ・フレンチが始めたポッドキャスト『The French Connection: The Music Business And Beyond』で、音楽業界でこれまでに受けた素晴らしいアドバイスは何か問われたハルフォードはこう答えた。

「うーん、なんだろうな。ちょっと関係ないように聞こえるかもしれないが……。俺らは、キッスのジーンとポール(・スタンレー)と素晴らしい友人関係にある。キッスはプリーストをオープニング・アクトに招待してくれて、俺ら、どでかいツアーに出た。そのとき、ジーンと音楽業界について話してたんだ。彼はこう言ってたよ。“これは言わせてくれ。彼らが君たちについて何を言おうが関係ない。君らの写真を持ち、名前を正しく綴っている限り”って。そういうことだ。いろんな意味で言い当てている」

「音楽では特に、いろんな意見がある。いろんな見方がある。それをコントロールすることはできない。そういう状況を理解しなくてはならない。そうでないと、否定的な意見は君の私生活を脅かす。“お前はクソだ”とか“癌で死にますように”とか酷いこと言われるんだよ。それにどう対処するか学ばなければならない。そういうの、特にポピュラー・ミュージックで若い人たちの間に見られるだろ。若い子が急に有名になったとき、どうやってそれに対応できる? 経験が必要だ。知恵が必要だ。だから、俺はあのジーンからの助言をいまでも覚えてる。“彼らが君たちについて何を言おうが関係ない。君らの写真を持ち、名前を正しく綴っている限り”──これは有効だ」

ジューダス・プリーストは1979年にキッスが開催した<Dynasty>北米ツアーにオープニング・アクトで参加した。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報