【ライブレポート】TUBE、32回目の横浜スタジアム公演を無観客配信
9月5日(土)に、TUBEのスペシャルプログラム<TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020 HELP! 〜NEVER GIVE UP SUMMER〜>が横浜スタジアムより配信された。オフィシャルから届いたレポートを掲載する。
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同プログラムは、7月25日(土)に予定していた阪神甲子園球場公演に続き、横浜スタジアム公演も中止と発表したTUBEが、コロナ禍だからこそできる配信プログラムを創り上げる、という想いから実現させた。配信開始の18時になると、画面には甲子園球場、横浜スタジアムの過去ライブ映像が映し出される。今年開催されるはずだった公演へのやるせない感情が沸き上がる中、突然、ピアノの旋律が聴こえ始め、画面が切り替わると前田亘輝、春畑道哉による「青い悲しみの向こうに」の弾き語りが始まった。この楽曲は4月下旬にYouTubeにアップされ、緊急事態宣言下に少しでも音楽で世の中の人々の背中を押せないか、という思いから慣れないリモート演奏を試行錯誤しながら配信した楽曲である。
演奏を終えた2人がエレベータホールを抜けて向かう先は、横浜スタジアムのディスカバリーデッキ。角野秀行、松本玲二がそこで合流し、横浜スタジアムでTUBEメンバー4人が揃うシーンが実現した。
「横浜スタジアムからこんばんは。TUBEです。今年35年目を迎えまして、新しいアルバムをリリースし、阪神甲子園球場、そしてこの横浜スタジアムでライブをする予定でした。まずは阪神甲子園球場が中止になりまして、そこからは何とかこの横浜スタジアムを目指してきたんですが、残念ながら無観客というですね初の配信を行っております」という挨拶と共に、ここからはメンバー4人によるトークが展開され、今年実現できなかった<TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020>@甲子園球場、@横浜スタジアムでのライブ想定セットリストを「マボロシ セットリスト」として公開した。どういった思いで組んだのか、実現していたらどんな演出になっていたのかなどファンにとっても想像が膨らむ楽しい企画となった。
続く前田からの手紙コーナーへでは、“特別な夏”となったデビュー35年目の今年、秘めた胸の内を改めて手紙というスタイルで前田らしい言葉で綴り、メンバー、そして多くのファンへ温かいメッセージが届けられ感動の場面となった。
その後は、ディスカバリーデッキから移動し、2塁特設ステージでのアコースティックパートへと移った。1曲目は、「夏だね」を披露した。パフォーマンス後に前田より「改めまして、こんばんはTUBEです。今日が記念すべき32回目の横浜スタジアムライブというわけなんですが、ご覧の通り誰もおりません。今日は生まれて初めて配信という経験をしておりまして若干緊張をしているんですけど、改めましてTUBEは4人組のバンドです。35年目を今年迎えまして、そして今こういった状態でもなんとかこのようなステージをやらせていただける運びとなりました。どうぞ一つ短い時間ですがよろしくお願いいたします」と述べ、続けて「蛍」、そして「湘南My Love」「シーズン・イン・ザ・サン」「Hot Night」という夏の定番曲を披露。「Hot Night」ではウォーターキャノンの演出が定番だが、今回参加した横浜DeNAベイスターズのオフィシャルパフォーマンスチームdianaのメンバーが水鉄砲で前田を水浸しにする、という演出がおこなわれた。dianaのダンスもあり、アコースティックライブらしく爽やかなサウンドをスタジアムいっぱいに響かせた。
パフォーマンス終了後は、転換タイム。画面にはまだ映像化されていない昨年の横浜スタジアムライブが映し出され、数曲のライブ映像の後、再び企画コーナーへと移った。STAY HOME期間、多くの人々が家で過ごす時間が長くなった中で、“この夏をあきらめない”“何かチャレンジする”というテーマからスタートした前田の『NEVER GIVE UP SUMMER』YouTube企画である体重計測を迎えた。横浜スタジアムへ向けてスタートした企画は、奇しくも形は違えど公約の地で結果を発表する形となった。公約は果たせなかったが、この夏、何か前向きに頑張ること、希望を持つことの大切さなどを皆さんに感じてほしい、という思いは多くの人々に届く結果となった。
後半パートはバンドセットでのライブだ。夏のライブで盛り上がり必至の「夏番長」からスタートすると、おなじみのフリをdianaも含め全員でパフォーマンス。アコースティックセットとは打って変わって熱いライブ感あふれるスタートとなった。さらに、今年7月にリリースされた最新アルバム『日本の夏からこんにちは』から「日本の夏からこんにちは」「湘南バットボーイ」「GOD’S BREATH」というライブでは初披露となる3曲が続く。「日本の夏からこんにちは」は、アルバム終盤に完成した楽曲であり、そのままタイトル、そしてリード曲として今年多くの地上波でも歌われた楽曲だ。今年のTUBEの想いを象徴する楽曲である。
「湘南バットボーイ」は、この日の為にdianaがオリジナルダンスを考え、「GOD’S BREATH」ではメンバーもステージを降りグランドでパフォーマンスし、楽曲の世界観さながらのスケール感ある演奏を披露した。そして、「まだまだ暑い日が続いている今日この頃ですけど、やっぱり秋の前にこの曲できっちり夏を〆ておかないと、そんな風に思います」という前田のMCの後に、誰もが知る夏の名曲「あー夏休み」を披露。シンプルなバンドセットとは思えない熱量溢れる演奏を配信越しの多くのファン、そしてスタジアム全体に轟かせた。歌が終わり、ここまで一緒に盛り上げたdianaを感謝の言葉と共に送り出し、最後の曲となった。
楽曲は、今の想いをストレートに込めた「Route 567」。演奏前に「ちょうど今年が35年目という節目の年で、アルバムを作っている途中で緊急事態宣言を挟み、メンバーとも会うことなく違う風にダビングしながらなんとかアルバムを完成させたんですけど、その中に今回の一連の社会情勢なんかはあまり反映されていなくて、最後に1曲だけ一番最後に録る歌を、歌詞を変えてやっぱり2020年に忘れてはいけない出来事のひとつだから歌にしようとメンバーと決めました。今日は配信ライブの最後にその曲をお送りしたいと思います。それと同時に、今、経験したことが無いような台風が迫ってきているわけですからその近くにお住まいの方、被害が想定されるであろう方は十分の注意と対策をしていただいて過ごしてほしいな、と思います。初めての経験でどんな評価を頂けるかわかりませんけど、今日得た経験はいずれ我々の中でもいきてくるだろうなと思います。何となくですけど誰もいないスタンドに人の影がチラホラと自分の中ではイメージ出来ていたなと、そんな風に思います。長い間TUBEにお付き合いいただきありがとうございました。それじゃ聞いてください」という思いが伝えられた後に、パフォーマンスされ本編は終了となった。
エンディングは、ライブ終演の定番である「Keep on Sailin’」がSEで流れた。演奏を終えたメンバーはステージからホームベースへ移動し横浜スタジアムへ向けて、前田の「どーもありがとう!!」と共に一礼。それは長年お世話になっている横浜スタジアム、そして視聴している多くのファンへ向けた感謝と「また帰ってくること」を約束する決意が込められた光景であり、同時に打ちあがった花火は、メンバーの心を代弁するかの如く会場全体を光で包み込んだ。
なお、今回横浜スタジアムより、TUBEに感謝状が贈られた。例年とは違う形ではあるが連続32回目の横浜スタジアムライブを行った、という正式な認定を受け、自身の持つ記録を更新した。
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■セットリスト
<前半/アコースティックセット>
M1.夏だね
M2.蛍
M3.湘南My Love
M4.シーズン・イン・ザ・サン
M5.Hot Night
<後半/バンドセット>
M6.夏番長
M7.日本の夏からこんにちは ※
M8.湘南バットボーイ ※
M9.GOD’S BREATH ※
M10.あー夏休み
M11.Route 567 ※
なお、プログラム冒頭に前田、春畑2名による弾き語り『青い悲しみの向こうに』をパフォーマンスしているため全12曲パフォーマンス、となります。
■<TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020 HELP! 〜NEVER GIVE UP SUMMER〜>
※17:30〜TUBEオリジナル導入映像を配信いたします。
■チケット価格:3,000円(税込)
※別途、配信メディアごとに異なる手数料がかかる場合がございます。
■チケット発売日:8月14日(金) 10:00〜
■配信メディア・チケット購入サイト
★ABEMA : https://abe.ma/30MYzMc
★U-NEXT : https://t.unext.jp/tube
★PIA LIVE STREAM : https://w.pia.jp/t/tube-pls/
★LINE LIVE-VIEWING : https://viewing.live.line.me/live/107
★新体感ライブ CONNECT:https://shintaikan.live/detail/100680
★Stagecrowd : https://k.tube-net.com/9673772036/
※券売開始日時より有効となります。
■チケット販売期限:配信メディアによって変わりますのでご注意ください。
■見逃し配信の保存期間:配信開始から24時間
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■その他
※チャット・コメント機能(ABEMA/ LINE LIVE-VIEWING/新体感ライブ CONNECT / Stagecrowdのみ)
※投げ銭機能(ABEMA/LINE LIVE-VIEWINGのみ)
※チケット購入及び視聴に関するお問い合わせは各配信メディアのお問い合わせまでお願いいたします。
■各メディアの比較、詳しい購入、視聴方法はこちらをチェックしてください!!
〇メディア比較表
https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/TUBE/help_media.pdf
〇各メディア購入・視聴方法【統合5社】
https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/TUBE/help_howto.pdf
◆配信視聴に関する注意事項
〇どちらの配信メディアからご覧いただいても、配信の内容は全て同じです。
〇チケットの購入前に各配信メディアのサイトに記載の注意事項をよくお読みいただき、配信視聴に適したインターネット環境・推奨環境をお持ちか必ずご確認ください。
〇チケットご購入後の公演延期・中止以外の理由に伴うキャンセル・変更・払い戻しはできません。
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