ディープ・パープル、ブラック・サバスらのプロデューサー、マーティン・バーチ死去

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ディープ・パープル、ブラック・サバス、レインボー、ホワイトスネイク、アイアン・メイデンらのアルバムを手掛けたプロデューサー/エンジニアのマーティン・バーチが、71歳で亡くなったという。

◆デイヴィッド・カヴァデールのメッセージ

ホワイトスネイクのデイヴィッド・カヴァデールは、日曜日(8月9日)Twitterを通じ、「非常に残念ではあるが、僕の親愛なる友人&プロデューサーのマーティン・バーチが亡くなったといま確認が取れた…マーティンは僕の人生で大きな役割を担っていた…初めて会ったときからSlide It Inに至るまで僕を助けてくれた…彼の家族、友人、ファンたちへお悔やみを…」と訃報を伝え、「素晴らしい才能、素敵な人…悲しくも惜しまれる…マーティン・バーチ R.I.P.」と追悼の言葉を上げた。





1948年英国サリー州に誕生したマーティン・バーチは、60年代終わりからエンジニアとしてジェフ・ベック、ディープ・パープル、フリートウッド・マック、フェイセズらの作品に貢献。プロデュースも手掛けるようになり、ブラック・サバスの『Heaven And Hell』『Mob Rules』、アイアン・メイデンの『Killers』『The Number Of The Beast』『Piece Of Mind』『Powerslave』『Seventh Son Of A Seventh Son』、ホワイトスネイクの『Snakebite』『Trouble』『Lovehunter』『Come an’ Get It』『Saints & Sinners』『Slide It In』、レインボーの『Ritchie Blackmore’s Rainbow』『Rising』『Long Live Rock ‘n’ Roll』、ディープ・パープルの『Stormbringer』『Come Taste The Band』『Last Concert In Japan』、フリートウッド・マックの『Penguin』『Mystery To Me』、ブルー・オイスター・カルトの『Cultösaurus Erectus』『Fire of Unknown Origin』など多くのアルバムを生み出した。

ディープ・パープルは、アルバム『Deep Purple In Rock』(1970年)に収録した「Hard Lovin’ Man」でエンジニアだったバーチの技量に感銘を受け、同曲を彼に捧げている。

現時点、死因は明かされていない。バーチは1992年、アイアン・メイデンの『Fear Of The Dark』を最後にリタイアしたと言われていた。

Ako Suzuki
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