メタリカ、プロデューサーのハル・ウィルナーを追悼

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▲ルー・リード&メタリカ『Lulu』

メタリカが、4月7日に亡くなった音楽プロデューサー、ハル・ウィルナーを追悼した。ウィルナーは、メタリカがルー・リードとコラボしたアルバム『Lulu』(2011年)を共同プロデュースしていた。

◆ハル・ウィルナー画像

メタリカは、そのときスタジオで撮影した写真をインスタグラムに投稿し、「今日、プロデューサー、ライター、作曲家のハル・ウィルナーの訃報を知り、メタリカ・ファミリーはみんな、衝撃と悲しみに暮れた」との追悼文を寄せた。

「彼は本当にインスピレーションに溢れたコラボレーターだった。音楽の知識と温かい人柄を持ち合わせ、その独自の組み合わせにより、彼が関わる全てのプロジェクトに生気を与えた」「音楽の世界における彼の知識の広さと思考力は素晴らしいものだった。『サタデー・ナイト・ライブ』から、ルー、マリアンヌ・フェイスフル、ウィリアム・S・バロウズ、ローリー・アンダーソンまで、あらゆるスタイルの最先端な音楽や芸術に対する彼の愛と審美眼は、彼をひっぱりだこにした」

ラーズ・ウルリッヒは、「インスピレーションに溢れ協調的だったあの環境で、ハルと過ごした時間を俺はずっと大切にする。彼はすごく温かく、オープンで、気さくに話ができる人だった。ルーの右腕だった。彼は『Lulu』を前に進めるにあたり、重要な存在だった。俺は彼のことを決して忘れない」と、追悼している。



ウィルナーは先月終わり、新型コロナウイルスに感染したことをほのめかしていた。その後、ジョン・プラインが新型コロナウイルスで重体との報道があった際、彼の才能や功績を称え、回復を願っていた。それが最後のツイートとなり、奇しくも、そしてとても残念なことに、2人は同じ日に、おそらく同じ病によりこの世を去った。





ウィルナーは前日、64歳の誕生日を迎えたばかりだった。

Ako Suzuki
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