【ライヴレポート】Angelo、13周年記念公演が大盛況「一緒にいられればいいんじゃない？」

Angeloが結成記念日にして“天使の日”となる10月4日、13周年アニバーサリー公演＜Angelo 13th Anniversary「IGNITION DEVICE」＞をTOKYO DOME CITY HALLで開催した。毎年恒例となっている同日公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆Angelo 画像

Angeloとしては7月26日および27日のZepp DiverCity公演＜DOGMATIC PARTY＞以来約2ヵ月ぶりのステージであり、年に一度の記念日を祝うべく2019年も多くのオーディエンスが集結した。


満場のハンドクラップと共に、“鳴り渡る祝福の鐘”というワードから始まる「ACTIVATE RESONATE」が幕開けを飾り、様々な光景を描きながら全24曲が繰り広げられた＜Angelo 13th Anniversary「IGNITION DEVICE」＞。その前半戦では現時点での最新アルバム『RESONANCE』(2018年11月発表)の楽曲たちが大半を占め、「CRUELWORLD」をもってこの1年間の一つの区切りを迎えたようだった。蛇足を承知で付け加えるならば、『RESONANCE』の1曲目は「ACTIVATE RESONATE」でありラストナンバーの「CRUELWORLD」を踏襲したもの。さらに言えば、バラードナンバー「ホログラム」から始まったブロックでは「光の記憶」「DEEP VISION」「CRUELWORLD」という流れが、あまりにもドラマティックだった。


当然ながら後半戦も白熱の空間を作り上げたAngeloとオーディエンス。アンコールで、ヘヴィなバンドサウンドが際立つ「evil」、バンドとファン双方にとって大切な1曲でもある温かなメッセージソング「Crave to you」、七色の光が場内を満たす中、“振り返らずに 新しい物語を 一から始めるだけさ”と歌う「報いの虹」が展開された場面は、まさにAngeloというバンドの魅力が凝縮されていたと同時に、周年というこの日に相応しい選曲となった。

Angeloというバンドは不思議な生き物だ。常に進化し続ける強靭なバンドサウンドを武器に、誰にも真似ることのできない楽曲を生み出す。そこに不可能を可能にする強さ、常に新鮮な驚きを与えてくれる期待感、そして全てを受け入れてくれる包容力、ともすれば矛盾が生じてもおかしくはないこれらの要素を併せ持つ。

そんな彼らが11月6日にニューアルバム『FAUST』をリリースし、同アルバムを引っさげて、11月9日のCLUB CITTA'川崎を皮切りに2020年1月4日および5日のマイナビBLITZ 2daysまで、全15公演にわたる全国ツアーを開催する。もちろんツアーでの楽曲ラインナップも一新されることになるはずだ。さらに2020年2月24日、キリトのバースデーライブがLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行われることも決定した。

最後に、キリトからの言葉を記そう。「年数なんて関係ないね。一緒にいられればいいんじゃない？」