スティール・パンサー、#MeTooムーブメント「俺らには関係ない」
スティール・パンサーは#MeTooムーブメントが広がったいまも、トーンダウンするつもりはないそうだ。
◆スティール・パンサー画像
いまなら女性蔑視と責められそうな歌詞や描写が多かった80年代のロックをリバイバルさせた彼らの公演では、女性をステージに上げ、胸をちらつかせるなんてシーンもある。『The Classic Metal Show』のインタビューで、そういったパフォーマンスはやりづらくなっているのではと問われたスティックス・ザディニア(Ds)は、こう答えた。
「数年前から#MeTooについて質問されるようになったよ。“気にしてる?”って訊かれるけど、俺ら、“ノー”って言ってる。俺らは、俺らのやるべきことをやる。俺らがやってるのはロックだ。可愛い子ちゃんについて歌い、パーティーについて歌い、ヘヴィ・メタルについて歌う。毎日起きるクソみたいなことも歌ってる。このバンド、俺ら4人の誰も、“俺ら、トーンダウンすべきじゃないの? 炎上しなくて済むように”なんてことは言い出さないよ。俺らが音楽プレイするようになったのは、そこにあるからな。スティール・パンサーには、言動の自由がある。リスナーだってそれを感じたいだろうよ」
スティール・パンサーは来月、2年半ぶりとなる新作、5枚目のスタジオ・アルバム『Heavy Metal Rules』をリリースする。
ザディニアは彼らの音楽であれ何であれ、人々の好き嫌いが分かれるのは構わないが、「問題は、その人たちが“俺はこれが好きじゃない。だから、他の連中がアクセスできないようにしよう”ってなるところだ」「俺は嫌だなって思ったら、見ない。でも、だからって、楽しんでいる人がいるのに止めようとするのはおかしいだろ」とも話した。
Ako Suzuki
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