エミネム、疎遠だった父親が死去
エミネムの父、マーシャル・ブルース・マザーズ・ジュニアさんが今週、67歳で亡くなったという。『TMZ』によると、米インディアナ州にある自宅で心臓発作を起こしたようだという。
◆エミネム画像
ブルースさんはエミネム(本名:マーシャル・ブルース・マザーズ3世)が生まれてすぐに家族のもとを去ったと言われ、エミネムは父に会ったことはないと話していた。見捨てられたという父へのネガティブな想いは、しばし曲に現れてきた。
エミネムの母デボラさんが2008年に出版した自叙伝『My Son Marshall, My Son Eminem』によると、彼女は15歳のとき22歳のブルースさんと結婚。2年後にエミネムが誕生し、その直後、ブルースさんは家を出たという。彼にはその後2人の子供が誕生している。
エミネムは、子供のとき何度か父へ手紙を送ったが、いつも「差出人に返送」されてきたと話していた。また、ブルースさん側の親族がエミネムの面倒を見ているときに、ブルースさんから電話があっても、彼は息子と話したがらなかったという。
ブルースさんは2001年、エミネムへの公開レターを新聞に掲載し、デボラさんから息子に会うのを拒まれていたと説明。「彼に会い、愛していると伝えたい。彼の金には興味がない。彼のために私がここにいることを知ってもらいたい」と和解を望む気持ちをあらわにしたが、エミネムはそれに応えなかったと言われている。
現時点で、エミネムから父の死に関しコメントはなされていない。
Ako Suzuki