BananaLemonに新メンバー加入、熱狂のワンマンで新章開幕を宣言

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ダンス&ボーカルグループ・BananaLemonが4月25日、東京・渋谷VUENOSで単独公演を開催。今回の公演は、「最終戦」を意味する“The Final Game”と名付けられており、昨年2018年のメンバーの脱退を受けて3人組となって間もない中、この意味深なタイトルが発表された際には、“スムージーズ”とも呼ばれるBananaLemonのファンたちは騒然。何が起こるのか目撃しようと会場入りしたファンたちの熱気がVUENOSを埋め尽くした。

◆新曲動画/ライブ画像/新アーティスト写真

公演開始時間をやや過ぎて、彼女たちらしいクールな映像が流れると共に公演がスタート。「LOOK AT ME, LOOK AT ME」、ミュージックビデオの再生回数が100万回を突破した代表曲「GIRLS GONE WILD」で一気に会場の熱を上げたかと思うと、最新型ミッドR&B「DOWN」をしっとりと聞かせるなど緩急つけたセットリストで盛り上げていく。

2月にダンスビデオを公開以降、DJやダンサーを中心にバズを起こすなど好評を博している「90’s-00’s ESSENTIAL R&B COVER MEDLEY」で沸かせた後は、映画『バーレスク』の世界観をなぞるようなソロステージへ。ふたたび3人揃ってからの後半も、圧倒的な歌声とキレのあるダンスで魅せる。

終盤へ突入する前には、これまでの2年強の活動を締め括るかのように振り返るコーナーが用意され、メンバー脱退後の葛藤を吐露し、昨年12月に行なったワンマンで「やっと3人体制のスタイルができた」と当時の心境を明かす場面も。込み上げた想いは、聴く者すべてを鼓舞する力強いバラード「Beautiful」に乗せ、3人は高らかに歌い上げた。

するとそこに、プロデューサーのSTYがサプライズ登場。驚く3人を労うかのように花束を渡し、声を掛ける。“終わり”を予感させる、しんみりとした空気が漂う中、それを吹き払うかのように「明るく笑顔で終わりにしましょう」とアッパーな「Diamond(Remix)」で会場と一体になって踊ったBananaLemonは、「この3人での活動はここで終わりになります」と告げ、振り返ることなくステージを去って行った。


あまりにあっさりとした幕切れに会場中がしばしどよめいた後、スクリーンに映像が投影。バックステージの様子やオフショットなどを交えてこれまでの軌跡を辿り、BananaLemonのメンバー、STYによる手書きコメントが映し出される。そして続けて謎の未発表曲の映像が流れると、そこには謎の“4人目”の姿が。会場全体の鼓動が激しく脈打っているかのような緊張感の中、ステージに登場したのは、4人。「GIRLS GONE WILD」のイントロが流れると、新メンバーを加えて初のパフォーマンスを披露し、この日最大の歓声が巻き起こった。そして、元Def WillのLETYが加入したことが改めて伝えられ、「これからこの4人でやっていきます!」と高らかに宣言。新生BananaLemonは、いつまでも続く熱い声援と共に、2019年初の単独公演の幕を閉じた。


ライブ内で初披露された、トラップビートがクールな新曲「#Slaysian」は、「カッコいい」「イケてる」という俗語のslayに、アジア人のasianを掛け合わせた造語を冠した1曲。YouTubeで動画が公開されたほか、Spotifyにて音源のサブスクリプション配信もスタートしている。

日本、フィリピン、中国、アメリカ、スペイン、ロシアといったバックグラウンドを持つ3人に、新たに韓国とブラジルのミックスであるLETYが加わったBananaLemonは、さらに多様性を増した4人組となって新たなスタートを切る。



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