D・ムステイン、ダレル兄弟のメガデス加入話「先に電話していたら運命は変わっていた」
ファンの間では知られた話だが、デイヴ・ムステインは80年代終わり、パンテラのギタリスト、ダイムバッグ・ダレルにメガデスへ加入しないか誘ったが、タイミングが合わず──ダイムバッグは兄のヴィニー・ポール(Ds)も一緒ならと答えたが、ドラマーはすでにニック・メンザに決まっていた──実現しなかった。
◆メガデス画像
ムステインは最近、『Tampa By Times』のインタビューで、この逸話について語った。「俺は実際、彼に電話し、メガデスでプレイしないかって誘ったんだ。もし、俺がニック・メンザに連絡入れる前に、彼に電話していたら運命は完全に変わっていただろう。俺は“ヘイ、ダレル、いまギター・プレイヤー探しているところなんだ”って言ったんだ。そしたら、彼は“兄も一緒でいいかな?”って言うから、“兄って誰だ?”って訊いたら、“ヴィニー・ポールだよ! ヴィニー・ポール、知らない?”って」
「俺は、“なんてこった、ニック・メンザを雇ったばかりだ”って答えたんだよ。ヴィニーとダレルが俺とジュニア(デイヴィッド・エレフソン)とプレイしたらどうなってたか、想像できる? かなりクールだったろうな」
そして、ダイムバッグの演奏を「彼はモンスターだった」と称えた。
メガデスはその後、ムステイン、エレフソン、メンザ、マーティ・フリードマンのラインナップで“黄金期”と呼ばれる時代に突入する。パンテラは1994年にリリースしたアルバム『Far Beyond Driven』で全米1位を獲得した。
Ako Suzuki