デイヴ・ムステイン「俺らは、お互いを愛しリスペクトするのを忘れてる」

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メガデスのデイヴ・ムステインが、現在の社会状況を嘆いた。20年後、人々が「いまだ物事は2019年と同じじゃないか」と話していないことを願っているという。

◆デイヴ・ムステイン画像

彼は、『The Tampa Bay Times』のインタビューでこう語った。「俺は本当に長いこと曲を書いてきた。タイムリーでタイムレスな曲をね。難しいんだよ、いまは。もし俺らの国について曲を書こうと思ったら……、俺は、20年後、人々が“ああ、物事はいまだ2019年と同じじゃないか。あの時代はみんな、いがみ合ってた”なんて言っていませんようにと、神に祈ってる。俺はいま、この国のことを想うと悲しいよ。みんながお互いを非難し合ってる」

そして、2016年にアルバム『Dystopia』をリリースして以降、世界は良くなったか、悪くなったかとの質問にはこう答えた。「俺が言うには陳腐に聞こえるだろうが、俺ら、お互いをどう愛し、どうリスペクトするか忘れてしまってる」

「俺はTwitterを使うのを止めた。俺はかつて四六時中Twitterを使ってた。何か言うと、必ず誰かが批判してくるから手を引いたんだ」「ちゃんと話聞いてもいないのに、非難する連中っているんだよ。俺のことでなんか言う連中がいるが、そいつら、俺のこと知りもしないんだぜ。俺が傷つかないとしても、子供らは傷つく」

ムステインは今でもつぶやいているが、昨年のクリスマス時期に、ニュー・アルバムの制作に集中するためソーシャル・メディアを控えると宣言してから、その数は激減した。

デイヴ・ムステインは、日曜日(3月3日)からジミ・ヘンドリックスのトリビュート・ツアー<エクスペリエンス・ヘンドリックス>に出演。メガデスは5月終わりから、オジー・オズボーンの北米ツアーに参加する。

Ako Suzuki
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