【ライブレポート】me can juke、昭和感溢れるエンタメショー炸裂

ポスト

2.5次元コスプレダンスユニット・アルスマグナ。そのメンバーである神生アキラ×泉奏による別働ユニット、me can juke(ミカンジュク)のセカンドコンサート<me can juke 2nd concert「Ambition 〜完熟への決意表明〜」>が開催された。

◆ライブ画像(全8枚)

1月14日のZepp Namba(OSAKA)に続いて、27日Zepp DiverCity(TOKYO)で行われた同公演では、神生アキラ×泉奏が「キラキラしつつも昭和感がそこはかとなく漂う正統派アイドルユニット me can jukeのA-KIRA×WIT-ME」として、正反対のキャラクターをぶつけ合う何でもありのエンターテインメントショーを展開。seedなるバックダンサーたちと共にあらゆる昭和テイスト満載の楽曲群を次々披露しながら、博士と助手による古典的なコントを繰り広げたり、キックボードでステージを駆け回るコーナーがあったり、大量のガムシロップ入りの水を飲ませるドッキリ企画があったり、WIT-ME手袋コレクションのファッションショーが突如始まったり、往年のベストテン番組を彷彿とさせる中継コーナーもあったりと、そんな笑顔を一切絶やさない怒涛の展開でみかんちゃん(※me can jukeファンの呼称)たちを熱狂させていく。



A-KIRAによる「me can juke 2nd concertは、このデジタル世界の中、アナログでどうにかしてミュージックビデオみたいなことを生でお届けできないかなと思って始まったんです」という説明もあったが、1曲1曲のパフォーマンス、ひとつひとつのコーナー、そのすべてが昭和のテレビ番組にも劣らない工夫とユーモア、お客さんを喜ばそうとするサービス精神に溢れていた。それは同公演に向けて制作されたと思われる新曲もそうで、例えば「16号線のジュリエット」なるナンバーは、イントロのオルゴール音や名調子からして古き良き昭和感が溢れており、チェック地の衣装姿で「抱きしめてよ ねぇジュリエット もう一度だけ〜♪」と歌い上げる姿には、あの時代を少年少女として生きていた者であればノスタルジックなトキメキを感じずにはいられない。そうした温もりあるエンターテインメントを随所に散りばめる徹底ぶりは、彼らの最大の魅力と言える。



そんなme can jukeの魅力を惜しみなく披露した同公演について、WIT-MEは「今日は本当にありがとう。2ヶ所でしたが、とても楽しい2nd concertだった。また本当にみかんちゃんたちの声、そして、勝手に俺たちが言っている声、それが合わさったときに途轍もない力を発揮することによって<Meat&Greet>の開催も決定しております!(※<meキャスpresents「Meat&Greet」>と題した「各地のお肉に会いに行く」ミニツアーを開催することが決定した)なので、これからもみかんちゃんたちと共にいろんなことをやっていきたいと思っているので、これからもよろしく。本当に今日はありがとう」とコメント。そして、A-KIRAが「また新たに“皆さんと共に”という気持ちを込めて曲を作らせて頂きました。聴いて下さい」と紹介するとラストソング「I believe」の美しいイントロが流れ出す。

ひとりじゃないから 自分を信じていてほしい。そんな大切なファンへのメッセージで幕を閉じた<me can juke 2nd concert「Ambition 〜完熟への決意表明〜」>だが、同公演を収録したライブDVDの発売が決定。これに伴って緊急企画「A-KIRA VS WIT-ME 5番勝負対決」が始動する。その告知動画によるとA-KIRA盤とWIT-ME盤のDVD売り上げポイント対決、TikTokいいね対決が現状決まっており、そのほか対決の詳細はまた後日発表されるとのことで、今後もme can jukeは話題満載。ワンマンライブが終わっても、そのDVD発売に向けてまだまだ加熱していく彼らの動向に注目だ。


文:平賀哲雄
写真:プランチャイム提供

リリース情報

DVD『me can juke 2nd concert「Ambition 〜完熟への決意表明〜」』
※リリース日未定
※詳細は後日発表
http://ars-magna.jp/eventpage/2019/20190127_mcj2ndcon_dvd.html

この記事をポスト

この記事の関連情報