シガー・ロス、過去の性的暴行を非難され、ドラマーが脱退

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シガー・ロスは、月曜日(10月1日)、ドラマーのオーリー・ディラソンが脱退したことを発表した。

◆シガー・ロス画像、声明

ヨンシー・ビルギッソン(Vo/G)とゲオルグ・ホルム(B)は、「この数日、オーリー・ディラソンに対し極めて深刻で私的な申し立てがなされたのを受け、彼がこれに個人的に対処できるよう、僕らは今日、僕らのバンド・メイト、オーリー・ディラソンの脱退を承諾した」との声明をFacebookに投稿した。



LA在住の女性アーティストMegan Boydは先週、2013年にディラソンから性的暴行を受けたとインスタグラムを通じ告白していた。投稿はすでに削除されたが、彼女はクラブでディラソンと出会い、一晩一緒に過ごしたとき、寝ている最中に彼女の承諾なしにセックスさせられたと、彼を非難したという。「その夜2度もあった。なぜ1度目の後、出て行かなかったんだろうと自問した。でも私は酔っぱらっていて、死ぬほど疲れていて、ショックを受けていた。当時、Uber/Lyft(タクシー・サービス)なんて聞いたことなかった。でも、どれも大したことじゃないはず。同意なしにレイプされる/触られる/なめられる/ファックされていい人なんて誰もいないから」

Boydはまた、ディラソンと交したメールも投稿していた。ディラソンは「なぜ公の場で僕を非難するのか理解できない」「君が辛い思いをしているのは申し訳なく思う。でも、あの夜の僕の体験は君とは全く違った。僕らは、僕のアパートメントで絵を描いたり飲んだりして楽しい夜を過ごし、ベッドに入った。次の日、君はもっといてもいいかとさえ訊いてた。でも、僕はスタジオへ行かなくてはならず、それで君は取り乱した。僕らは楽しい時間を過ごした。君のアートは好きだし、君は才能あるアーティストだ。僕は君と一緒にいた時間を楽しんだ」などと綴り、Boydはこれに対し、「あなたが出かけなきゃいけないから怒ったんじゃない!」「"寝ている間にファックしていいわけない!"って叫んだはずよ。私は泣きながら家に戻り、長いことトラウマに苦しんだ」と、反論していたという。

脱退後、ディラソンはFacebookにメッセージを掲載し、彼をサポートしてくれる人達に感謝し、「難しい決断だったが、この深刻な申し立てがバンドや大切で美しい作品に影響をもたらすのは我慢ならなかった」と、脱退した理由を説明した。「この悪夢から抜け出すため、全力を尽くすつもりだが、実際に性的暴行に苦しめられている人たちのことを重んじ、その闘いを公にするつもりはない」という。また、法的に訴えられているわけではないそうだ。



Ako Suzuki
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