ビル・ワード「2年話してないけど、サバスのメンバーを愛してる」

ポスト

ビル・ワードが、ブラック・サバスのメンバーについて語った。ワードは2015年5月、ロンドンで開かれた<The Ivor Novello Awards>でブラック・サバスが功労賞(Lifetime Achievement)を受賞した際、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラーと共に授賞式に出席した。以来、コンタクトは取っていないが、一時期抱いていた怒りは消え、彼らに対してはいい感情しか持っていないという。

◆ビル・ワード画像

『Rolling Stone』誌のインタビューで、最後にメンバーと連絡を取ったのはいつかと問われたワードはこう答えた。「トニーとギーザーに会ったのは2015年で、和やかなものだった。でも、それが最後だ。誰とも話していないし、誰ともメールのやり取りをしていない」

「僕は、相容れないと思うことが起きたら、必要ならばいつだってそれに反論する。でも、僕の基本的な彼らへの想いは、恨みでも恐れでも憎しみなんかでもない。僕は本当に、本当に本当に彼らを愛している。彼らに対しては幸運を祈るのみだ。毎日、彼らの健康や幸せを祈ってる。彼らにはいいことしか起きないようにと。あらゆる点で…、僕は恨みも傲慢さもない。しばらくそんな感じだ。最初は確かに取り乱したが、ずい分、冷静になった。僕はいま違うところにいる。前へ進んだよ」

また、SNSを通じやり合ったこともあるオジー・オズボーンについて、「オジーのことはいつも考えている。トニーやテリー(バトラー)のことを軽視するわけではないが、多分、最大の喪失はオジーだ。彼に対しては特別な愛がある」と話した。

結局、ワードはリユニオン・ツアーに一度も参加せず、ブラック・サバスは(いまのところ)その活動に終止符を打ったが、もし、また彼らがプレイすることがあれば、どんなものかによるが、ワードはオープンでいるそうだ。「やらないなんで馬鹿げてる。時間は進み、僕らは年を取っていく。ずっと彼らのことを愛してきた。僕はブラック・サバスの音楽を愛している」

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報