レインボー、バーミンガム・ライヴCDが発売決定
19年ぶりにハード・ロックに回帰したリッチー・ブラックモアが2016年にレインボーとして行なった3公演のうち、英国バーミンガム公演の模様を完全収録した2枚組ライヴCDが5月31日に日本先行発売されることが決まった。
◆レインボー画像
1997年以降、キャンディス・ナイト(Vo)との中世音楽プロジェクトBLACKMORE'S NIGHTに専念していたリッチー・ブラックモアが2016年6月に19年ぶりにハード・ロックに復帰、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW名義でドイツ2公演と英国1公演を行なった。
メンバーはロニー・ロメロ(Vo)、イェンス・ヨハンソン(Key)、ボブ・ヌーヴォー(B)、デイヴィッド・キース(Dr)。この3公演のうち17日・18日のドイツ公演の模様は昨年『MEMORIES IN ROCK-LIVE IN GERMANY』としてDVD/Blu-rayが発売されたが、25日の英国バーミンガムでの公演の模様は、同ビデオのスーパー・プレミアム・ボックスに2枚組CD『THE SOUNDBOARD TAPES BIRMINGHAM』として封入されていただけだった。
この音源はもともと商品化を想定したものではなく、サウンドボードで録音したライヴ音源を「日本のみの限定商品のボーナス」として特別にミックス/マスタリングを施してCD化したものだが、音質は充分にクリアで迫力も臨場感もあり、ライヴ・アルバムとしてごく当たり前に聴ける水準に達している。
バーミンガムではドイツではプレイされなかったディープ・パープルの「Soldier Of Fortune」「Burn」の2曲が演奏されていたこと(「Soldier Of Fortune」をリッチーがロック・バンドでプレイしたのはこれが始めて)、この編成で3公演目ということでロニー・ロメロの歌唱やバンドの演奏に安定感が増していて、ドイツ2公演を凌ぐ内容だったこと等から、ファンの間ではこのボーナス音源のCD単独での商品化を望む声が高かった。その、バーミンガムでのライヴCDが遂に単独リリースだ。
文:広瀬和生/BURRN!
リッチー・ブラックモアズ・レインボー『ライヴ・イン・バーミンガム 2016』
【2枚組CD】¥3,500+税
※日本語解説書封入
《2016年6月25日イギリス・バーミンガム》
[DISC 1]
1.虹の彼方へ~ハイウェイ・スター
2.スポットライト・キッド
3.ミストゥリーテッド
4.シンス・ユー・ビーン・ゴーン
5.銀嶺の覇者
6.幸運な兵士
7.治療不可(交響曲第9番[ベートーベン])
~ドラム・ソロ
~ベース・ソロ
~バンド・ジャム
~キーボード・ソロ(トッカータとフーガニ短調)
~治療不可(交響曲第9番[ベートーベン])
08.虹をつかもう
[DISC 2]
1.パーフェクト・ストレンジャーズ
2.ロング・リヴ・ロックン・ロール
3.チャイルド・イン・タイム
4.スターゲイザー
5.ブラック・ナイト
~ウーマン・フロム・トーキョー
~ブラック・ナイト
6.紫の炎
7.スモーク・オン・ザ・ウォーター
【メンバー】
リッチー・ブラックモア(ギター)
ロニー・ロメロ(ヴォーカル)
イェンス・ヨハンソン(キーボード)
デヴィッド・キース(ドラムス)
ボブ・ヌーヴォー(ベース)
キャンディス・ナイト(バッキング・ヴォーカル)
レディー・リン(バッキング・ヴォーカル)
◆リッチー・ブラックモアズ・レインボー『ライヴ・イン・バーミンガム 2016』オフィシャルページ
この記事の関連情報
【俺の楽器・私の愛機】1691「ストラトと指板と私」
ディープ・パープルの新ギタリスト、演奏するのが難しいリッチー・ブラックモアの曲を挙げる
リッチー・ブラックモア、デュアン・エディを追悼「僕のNo.1インスピレーション」
リッチー・ブラックモア「多分、俺が1番好きなバンドはABBA」
ロニー・ロメロ、レインボーへの参加「感謝しているが、もうやらないと思う」
ジョー・リン・ターナー「リッチー・ブラックモアはABBAの大ファン」
スーパーグループElegant Weapons、ファースト・シングルをリリース
ロニー・ロメロ、ネット上の批判の声に「死も考えた」
ジューダス・プリースト、パンテラ、レインボーのメンバーによる新バンド、ライヴ日程を発表