【ライブレポート】X4、ツアーファイナルの大舞台で臆することなくパフォーマンス

今秋10月スタートNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』への出演も決定するなど、俳優としても活動するYUYA（松下優也）率いる、関西発ボーカル＆ダンスグループX4（エックスフォー）が8月26日（金）にZeppTokyoにて、自身最大規模の動員となる全国15カ所21公演に及ぶツアー＜X4 LIVE TOUR 2016-Funk,Dunk,Punk-＞のファイナルを飾った。

◆X4 ライブ画像

7月から始まった同ツアーも、早いもので最終日。会場となったZeppTokyoは、X4としてワンマン・ライヴをするのはこれが初となる。それだけに、Xbaby（X4ファンの呼称）からの期待度もかなり大きなものとなっていた。その期待に応えるべく、メンバーの5人は、オープニングの「Funk,Dunk,Punk」から全力投球で迫っていった。「Party Up!!」では、色とりどりに変わっていくレーザーライトの光りに合わせて、歌い、踊っていく。サビの部分では、フロアにいるみんなと一緒に拳をあげて盛り上がる等、とにかく見せ場が多い。

“「-Funk,Dunk,Punk-」ツアー、ついにファイナル、ZeppTokyoやってきました！”と、YUYAが言うと、Xbabyは拍手でそれに応えていく。また、今回のツアーは、前回のツアー＜X4 LIVE TOUR 2016 –Party Up!!-＞から1ヶ月しか間が空いていないだけあって、2つのツアーのラストのようだと語る。その上で、“最高の1日に出来たらなと思います！”と満面の笑みを見せてくれた。その後に続いたメンバーによる自己紹介のコーナーでは、“皆さん、ブチ上がりましょう！”とテンション高めにJUKIYAがフロアをあおったかと思えば、沖縄出身のSHOTAが“皆さん、はいさ〜い。一緒に熱い夜にしましょう”と、ほんわかした空気感でその場を盛り上げる。JUKIYAとSHOTA、今年2月にX4に加入した彼らにとっては、前回のツアーと今回のツアーは挑戦続きだったはず。それでもZeppTokyoという大きな会場で臆する事なくパフォーマンスが出来ているのは、先輩3人の力が大きい。YUYA、KODAI、T-MAXが熱い想いを持って2人に接したからこそ、一気に距離感を縮められたのだと思うし、そのおかげで5人の歌唱力とダンス力がメキメキと向上したに違いない。

中盤では、10月5日にリリースされる最新ミニ・アルバム『4 MY BABY』から、新曲の「Pride」を披露。X4初となるウエディングソングに、じっくりと耳を傾けるXbaby。この後は、畳み掛けるようにアッパーな曲を展開していく。それにより、みんなのテンションは上がったまま、ダブルアンコールの「Future,Super Duper,Nova」まで、最高潮の盛り上がりでライヴは締め括られたのだった。ここからまた、彼らはソロ活動等を経て、X4をより強靭なものにしていくだろう。まずは、『4 MY BABY』の仕上がりを楽しみに待っていたい。

Text：ERI MIZUTANI
撮影：スズキシンノスケ

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