ハイレゾフォーマットの読み込み、書き込みや、編集ロジックも一新したサウンド編集ソフト「DigiOnSound X」登場
デジオンは、サウンド編集ソフト「DigiOnSound X」(デジオンサウンド テン)シリーズを5月16日より発売する。ラインナップは、「DigiOnSound X」と「DigiOnSound X Express」(デジオンサウンド テン エクスプレス)の2製品。 Windows 7/8.1/10(32ビット/64ビット)に対応する。
サウンド編集ツールの定番の1つとして長年親しまれてきた「DigiOnSound」シリーズ。今回登場の「DigiOnSound X」シリーズ2製品は、ハイレゾ音声の取り扱いを強化。ハイレゾフォーマットの読み込み、書き込みや、編集ロジックも一新。新開発のDHFXエンジンで音質の劣化を抑えたサウンド編集を提供する。また、24ビット、96kHz以上の楽曲をハイレゾ品質のまま編集が可能。この機能によりハイレゾロゴを取得している。
新開発のDHFXエンジン=DigiOn High Frequency eXtensionは、MP3やAACへ圧縮する際に失われる高周波成分を、原音より予測生成することができるのが特徴。サンプリング周波数や量子化ビット数を拡張することで、音の解像感と密度が向上し、圧縮の過程で失われた楽器の分離感、空気感が再現される。
ハイレゾフォーマットは、DSDをはじめFLAC、Apple Losslessの読み込み、書き出しにも対応(DSDはDigiOnSound Xのみ、Expressは非対応)。ハイレゾ音源はハイレゾのままで編集し、各種ハイレゾ対応のオーディオフォーマット形式で出力ができるので相互変換も可能だ。
再生時にWASAPIの排他モードが利用できるのもポイント。ハイレゾ音源を劣化させることなく再生と編集が同時に行えるようになっている。WASAPIを使った録音および共有モードによる再生は、今後のバージョンアップにて対応予定としている。
録音した楽曲はGracenoteのサーバーに問い合わせ楽曲情報を取得し、メタデータとしてファイルに埋め込むことが可能。6月リリース予定のアップデータを適用するとアナログレコードから録音した音源の曲間の自動検出、分割、アルバム単位での楽曲情報取得にも対応する。また、このアップデータにより、CDリッピング時にもGracenoteから楽曲の情報を取得することができるようになる予定。
「DigiOnSound X」と「DigiOnSound X Express」の機能の違いは、トラック数(Xは無制限、Expressは6トラック)、ハイレゾフォーマットへの対応、エフェクト数およびエフェクトチェインの対応、5.1チャンネル編集機能、サラウンドパンナー搭載の有無など。
製品情報
ダウンロード販売価格:21,600円(税込)
◆DigiOnSound X Express
ダウンロード販売価格:7,560円(税込)
発売日:2016年5月16日