レインボー、伝説の<モンスターズ・オブ・ロック1980>いよいよ発売間近

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ハード・ロック史上に燦然と輝く永遠の虹、全てのレインボー・ファンが渇望した、伝説の『モンスターズ・オブ・ロック~ライヴ・アット・ドニントン 1980』がついに4月15日(金)に発売される。しかも日本盤2CDはジャパン・オンリーの特別仕様盤だ。

◆レインボー画像

1980年8月16日、イギリスの『ドニントン・パーク』で開催された第1回<モンスターズ・オブ・ロック>での伝説のライヴが、CD+DVDとしてリリースされるというニュースは衝撃を呼んだ。もはや現存しないと思われた幻のマスター音源が発見されたことは、リッチー・ブラックモアの2016年6月のロック復帰を目前に控えて、世界中のファンを歓喜させている。

海外盤は1CD+DVD仕様で、CDの収録時間いっぱいまで当日のライヴを収めている。だがそのために、一部がカットされてしまっている。だが日本盤ではさらに歴史的ライヴを完全に近い形でドキュメントするべく、現存が確認されている音源すべてを網羅するCD2枚組としてリリースするのだ。


レインボーのライヴといえばエルガー「威風堂々」→「オズの魔法使い」テープからバンドが「オズの魔法使い」テーマをジャーン!と奏でて始まるのが恒例だ。だがこの日が最終公演となる<ダウン・トゥ・アース>ツアーでは、「威風堂々」→カウントダウン→「オズの魔法使い」テープからそのまま「エンド・オブ・ザ・ワールド」イントロ・テープに移るという珍しい展開になっている。このスペシャル構成を再体験できるのは、日本盤のみとなる。

また、アンコールの「リッチー・ブラックモア ギター・クラッシュ」から「ロング・リヴ・ロックンロール(リプライズ)」がCD収録されているのも日本盤だけだ。「キル・ザ・キング」のバッキングに合わせてリッチーがギターを破壊するシーンはDVDにも収録されているが、CDでは音声用マスターが使用され、さらに迫力を増したサウンドで堪能することが出来る。

残念ながら当日演奏された「ラヴズ・ノー・フレンド」「銀嶺の覇者」のマスターは発見することができなかったが、現存が確認できた音源をすべて収録した日本盤CD2枚組は、“準・完全試合”ということができるだろう。

レインボー屈指の名演のひとつであり、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの歴史を変えた空前のフェスである第1回<モンスターズ・オブ・ロック>。コージー・パウエルとグラハム・ボネットにとってレインボー在籍ラスト・ライヴとなったこの公演を、世界で最も長くエクスペリエントできるのが日本のファンなのだ。

文:山崎智之
Photo by Alan Perry

◆『モンスターズ・オブ・ロック~ライヴ・アット・ドニントン 1980』オフィシャルサイト
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