ジョー・リン・ターナー「レインボーの真のリユニオンが計画されていた」
リッチー・ブラックモアがこの夏、リッチー・ブラックモアズ・レインボー名義でロック公演を開くが、それが決まる前、レインボーのリユニオンも検討されていたそうだ。
◆ジョー・リン・ターナー画像
元レインボーのシンガー、ジョー・リン・ターナーは、ギリシャの音楽誌『Rock Overdose』のインタビューでこう明かした。
「何があったか教えよう。1年以上、俺は(リッチーの)マネージメントと話をしていた。俺ら、レインボーの真のリユニオンというビッグな計画を立てたかったんだ。真っていうのは、ドゥギー(・ホワイト)やグラハム(・ボネット)といった元メンバーと、昔の曲をって意味だ。みんな歌い、みんなプレイするってやつだよ。これこそが、ファンが観るに値する。いまリッチーがやろうとしているものじゃない。あれは、カバー・バンドだと俺は思うね」
「俺は、そういう状況じゃなきゃ関与したくなかった。だから、彼がこれを撤回したとき、俺は手を引いたんだ。だって、俺にしてみれば…、なんて言ったらいいんだ…。安っぽいって思ったんだよ。ファンが観るに値しない」
ターナーは2014年夏、レインボー再結成の可能性はあると話し、2015年春には「リッチーは、ロックしたがっている。俺ら、秋に集まるつもりだ。リッチーは本当に、本当にロックする準備ができている」とコメントし、この計画にはジミー・ベインとボブ・ディズリーも関与する予定だと明かしていた。
リッチーがどういう理由でレインボーの再結成を中止したのかは不明だが、彼はこの夏、ローズ・オブ・ブラックのシンガーロニー・ロメロ、ストラトヴァリウスのキーボード・プレイヤー、イェンス・ヨハンソン、ブラックモアズ・ナイトのドラマーDavid KeithとベーシストBob Nouveauとレインボー、ディープ・パープルの曲をプレイする。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
【俺の楽器・私の愛機】1691「ストラトと指板と私」
ディープ・パープルの新ギタリスト、演奏するのが難しいリッチー・ブラックモアの曲を挙げる
リッチー・ブラックモア、デュアン・エディを追悼「僕のNo.1インスピレーション」
リッチー・ブラックモア「多分、俺が1番好きなバンドはABBA」
ロニー・ロメロ、レインボーへの参加「感謝しているが、もうやらないと思う」
ジョー・リン・ターナー「リッチー・ブラックモアはABBAの大ファン」
スーパーグループElegant Weapons、ファースト・シングルをリリース
ロニー・ロメロ、ネット上の批判の声に「死も考えた」
ジューダス・プリースト、パンテラ、レインボーのメンバーによる新バンド、ライヴ日程を発表