【2016年グラミー特集】ロジャー・ウォーターズ『死滅遊戯』、最優秀サラウンド・アルバム賞受賞
第58回グラミー賞で、ロジャー・ウォーターズの『死滅遊戯』が最優秀サラウンド・アルバム賞」を受賞した。
◆ロジャー・ウォーターズ画像
音に大きなこだわりを持つピンク・フロイド関連のプロダクツだが、『死滅遊戯』は日本盤発売に至るまで近年最も難航した作品でもある。何度も工場でテストプレスを作り直し、長年にわたってピンク・フロイドや各メンバーのソロを手掛けてきた伝説的プロデューサー/エンジニアであるジェイムズ・ガスリーとのやりとりを通し、数カ月もの時間をかけてようやく完成に至ったものだ。
この『死滅遊戯』のSACD5.1サラウンドは、音の広がり、奥行き感、一つ一つの音のクリアさ、迫りくる立体音響、更にはアナログ感を重視した音作りで、CDとは全く別物となっており、まさに最新音響技術、英知を総結集して作り上げた現代最高峰ともいえるサラウンド・サウンドに仕上がっている。この作品のSACD/HYBRIDヴァージョンは日本でも2016年2月3日に発売されたばかりだ。
『死滅遊戯(Amused To Death)』は、ロジャー・ウォーターズが1992年に発表した作品で、混迷極まる90年代の世界情勢を背景にTV社会に警鐘を鳴らしたコンセプト・アルバムとして、ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』と並び称される名盤と評価された作品である。2015年版『死滅遊戯』は長年に渡って、フロイドや各メンバーのソロを手掛けてきたピンク・フロイド・サウンドの要、プロデューサーでもあり、伝説的エンジニア、ジェームズ・ガスリーが現在最高峰の録音技術を駆使し、オリジナル・マスター・テープから再リミックスされたもので、アートワークも一新されている。
ロジャー・ウォーターズ『死滅遊戯(SACD HYBRID)』
2016年2月3日発売
SICP-10115 \3,600+税
1.ビル・ヒュバードのバラード (2015)
2.神話、パート I (2015)
3.完全真理、パート I (2015)
4.完全真理、パート II (2015)
5.勇気ある撤退 (2015)
6.レイト・ホーム・トゥナイト、パート I (2015)
7.レイト・ホーム・トゥナイト、パート II (2015)
8.トゥー・マッチ・ロープ (2015)
9.神話、パート II (2015)
10.神話、パート III (2015)
11.ウォッチング・TV (2015)
12.三つの望み (2015)
13.奇蹟 (2015)
14.死滅遊戯 (2015)
http://www.sonymusic.co.jp/artist/RogerWaters/info/457312
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