メタリカのトゥルージロ「カニ歩き誕生のきっかけはオジーと相撲」
メタリカのロバート・トゥルージロ(B)が、ステージで見せるあの有名な“カニ歩き”が誕生したいきさつを語った。オジーとの共演がきっかけで、しかも、あれはもともとカニではなく相撲のつもりだったそうだ。
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敬愛するジャコ・パストリアスの動きを真似たとの説もあるが、トゥルージロ本人は、カリフォルニアのラジオ局107.7 The Boneのインタビューでその起源を問われ、こう説明した。
「あれは、オジー(・オズボーン)がきっかけだ。ツアー中で…、初日か2日目のことだった…。ああ、彼とプレイするようになって2日目だと思う。ラスベガスだった。覚えてるよ…。「Sweet Leaf」プレイしてるときで、彼があらゆる人に食ってかかってきたんだ。いい意味でね。俺らにいろんな形で挑んできた。ステージでの動きとかさ」
「だから、俺はへんてこりんな相撲みたいのをやり始めたんだ。それを、みんなが“Crab Walk(カニ歩き)”って呼び出した」「オジーに振ったら、彼も俺と一緒になってやっていた。笑っちゃったよ。すごく面白かった。で、それ以来、俺らやっているんだ。もう一緒にじゃないけどさ。彼、まだやっているといいな」
1996~2003年オジー・オズボーン・バンドに在籍したトゥルージロは、当時のことを「オジーとプレイするなんて、夢の実現だったよ。俺はブラック・サバスと育ったんだ」と話し、「俺はいまでもサバスの曲をプレイしている」「サバスはいつだって最高のミュージックだ。グルーヴがあって、ファンキーでヘヴィで、ツイストやターン、すごい変化がある」とブラック・サバスへの愛を語った。
「だから、俺はあのとき笑ってたんだ。“カニ歩き”してて、オジーがいる。現実とは思えなかった。彼は俺にとって神みたいな存在だ。アンタッチャブルだよ。それが“カニ歩き”しているんだから」
トゥルージロは以前、「初めて“カニ歩き”を披露したのは1996年、オジーと一緒だった」と話していたが、相撲がその起源だったとは。
Ako Suzuki
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