キセル、Caravanによる8年ぶりの2マンが放送へ。Caravan「愛を込めて“変態”と呼ばせてもらいます」

4月11日にEXシアター六本木で行われた、キセルとCaravanの2マンライブの模様が8月2日にテレ朝チャンネル1『EXシアターTV Live』にて放送される。

◆キセル、Caravan 画像

EXシアター六本木でのライブをピックアップしてオンエアする『EXシアターTV Live』だが、今回放送するキセルとCaravanは2マンを行なうのは8年ぶり。春の夜に開催されたこのライブでは、お互いを愛してやまない2マンならではの空気が会場を包んだ。


最初にステージに立ったのは辻村豪文（兄）と辻村友晴（弟）による兄弟ユニットのキセル。「EXシアター初めてなんですが、すごいですね。乗り物みたいですね」（友晴）、「すごく楽しみにしてきました。キャラバンくんとも久しぶりだし」 （豪文）とオープニングから嬉しさと独特の朗らかさがにじみ溢れていく。演奏に、脱力系でありつつも絶妙なMCの掛け合いも重なり、会場にも穏やかな笑顔がこぼれる。

「新しいアルバム（『明るい幻』）を出したんですけど忘れ去られそうで（笑）」（豪文）、「おかんが（新しいアルバムを聴いたら）後からじわじわくるって言ってたわ」（友晴）、 「長く聴いてもらいたいなという想いがあって、新しいアルバムの最初と最後の曲をやって今日は終わりにします」（豪文）と、「時をはなれて」から「声だけ聴こえる」の2曲で優しく幕を閉じ、終始温かく穏やかな空気で会場を包み込んだキセルは、Caravanへと繋いだ。


独自の目線で日常を描く、世代や性別、ジャンルを越えて幅広い層からの支持を集めているシンガーソングライターのCaravan（キャラバン）。1曲目の「Feed back」から客席を瞬時に魅了した。アコースティックでシンプルに演奏しながらも、まっすぐな歌詞がすっと伝わっていっていくのがわかる。

「ここ（EXシアター）初めて来たんだけど音が良いという評判の箱なんで、楽しみにしてたんですよ。キセルも大好きだし、普通に楽しませて頂いてます。ゆっくりやりますんで皆さんもゆっくりしていってください」 日比谷野外音楽堂への想いや、レーベルを立ち上げた意味、LIVEハウスに足を運んでくれた音楽ファンへの感謝の想いなども語られたMCは、アコースティックギターの演奏と自然に調和されリラックスした流れが会場を大きく包んでいった。

アンコールに応えて再びステージに現れたCaravanは、「キセルは相変わらず美しい変態たちでしたね、大好きです。愛を込めて“変態”と呼ばせてもらいます。最後に一曲、心を込めて歌わせてもらいます」 と「Night song」で全ての幕を閉じた。



◆『EXシアターTV Live』番組ページ