ブルースの巨匠B.B.キング、死去
キング・オブ・ブルース、B.B.キングが木曜夜(5月14日)、米ラスベガスの自宅で息を引き取った。89歳だった。
◆B.B.キング画像
キングは4月、持病の糖尿病による脱水症状などで2度ほど病院へ収容されていた。どちらもすぐに退院しており、今月初め、「ラスベガスの自宅で、在宅ホスピス・ケアを受けている。お見舞いの言葉や祈り、ありがとう」とのメッセージが発表されたばかりだった。
1925年米ミシシッピ州で誕生したキングは、メンフィスに移り住みギターを習得、1949年にデビュー・シングル「Miss Martha King」をリリース。「Three O’Clock Blues」や「You Know I Love You」「Please Love Me」「You Upset Me Baby」など数えきれないほどのヒット曲を生み、そのヴォーカルやギター・テクニックはブルースに限らず、数多くのミュージシャンに影響を与えた。
1980年にはブルースの殿堂入り、87年にはロック度殿堂入りを果たした。グラミーの受賞は15回を超え、Grammy Life Achievement、Grammy Hall Of Fame Awardを受賞している。
つい最近まで現役でライブ活動を行っていたが、2014年秋、ツアーを途中でキャンセルし、その健康が心配されていた。
合掌。
Ako Suzuki