【ライブレポート】Juice=Juice、初のホール単独公演を聖地・中野サンプラザで開催。次の目標は日本武道館
「ここであらためて、みなさんにお話させていただきたいことがあります。」と、今度はサブリーダー・金澤朋子が話を切り出す。「Juice=Juiceは、今日、こうして中野サンプラザにて、5人でステージに立つことができました。応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。もっともっと多くのことを学び、そして努力をし、前進していくためにも、私たちは5人で話し合いをして、新たな目標をみんなで決めました。今日はここで宣言させていただきたいと思います。」
「Juice=Juiceは、『来年、日本武道館にて単独コンサートの開催』を目標とします。」
金澤が発表したのは、『2016年、日本武道館単独コンサート開催』を今後の目標にしていくということ。さらに、これを実現させるため全国各地で220公演を目標とした単独ライブ開催決定の報告だった。
そして恒例のジュースで乾杯のコーナーへ。Juice=Juiceの中野サンプラザ単独公演を祝すとともに、新たな目標に向けて気合いを入れ直す意味で、ご当地ジュース「ラムネ屋さんのサイダー 東京中野発」を手に全員で乾杯した。
公演では、7月リリース予定のアルバムから新曲もいち早く披露された。女の子の恋心を歌った新曲「チクタク 私の旬」。歌詞に沿ったユニークな振り付けや、「女の旬」と歌った直後の、まだまだこれから女の旬を迎えていく16歳・植村あかりの表情など、これまた見どころがたくさんな、それこそ佳林ちゃんさんの表情がコロコロ変わる「初めてを経験中」と同じように、ライブでの披露が楽しみな1曲が生まれたようだ。
日本歌謡とフレンチが融合した「Ca va ? Ca va ? (サヴァサヴァ)」では、ステージとオーディエンスが一体となって盛り上がる。そうかと思えば、メロン記念日のカバー曲「香水」は高木紗友希を中心にしっとりと歌い上げ、中野サンプラザを5人の歌声でいっぱいに満たしていく。
本編のラストスパートがかかると、いつもより広いステージを激しく動きまわりながらの歌唱に、観客の歓声も突き上げるペンライトも激しさを増していく。中野サンプラザ公演初日の成功に向けて加速度をつけるかのように、ギアをひとつ上げてからのJuice=Juiceのパフォーマンス。それは、℃-uteをはじめとしたハロー!プロジェクトのグループが潜在的に持ち合わせている“ライブアイドルとしての遺伝子”を、彼女たちもまた継承しているということを再認識させる(もっとも、ライブはステージの上だけで作られるのではないため、遺伝子の継承はJuice=Juice Familyにもいえることなのだが)。
汗を輝かせ、髪を振り乱しての熱唱に会場のボルテージは一気に引き上げられる。そうかと思えば、Juice=Juiceライブ定番の「Magic of Love」(太陽とシスコムーン楽曲)では、ホールの大きな空間を泳ぐかのように全身を使って目一杯手を振って、気持ちよさそうに歌い上げる(カメラを使って声援を求めるお茶目な佳林ちゃんさん付き)。
本編ラストはこぶしファクトリーとハロプロ研修生も登場して、会場は飛んで跳ねてクラップしての大盛り上がり。初の中野サンプラザ単独公演の喜びを爆発させるお祭り騒ぎとなっていた。
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