ブルース・スプリングスティーンのトリビュートライブ、3月14日午後5:30より放送

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ブルース・スプリングスティーンのトリビュートライブ『ブルース・スプリングスティーン・トリビュート~MusiCares』が、3月14日午後5:30よりWOWOWにて放送となる。

◆『ブルース・スプリングスティーン・トリビュート~MusiCares』画像

このライブは、ミュージケア・パーソン・オブ・ジ・イヤーの2013年受賞者であるブルース・スプリングスティーンを称える、豪華アーティストによるトリビュートライブだ。「MusiCares Person of the Year(ミュージケア・パーソン・オブ・ジ・イヤー)」というのは、グラミー賞を主催するNARASが音楽界に多大な貢献をしたアーティストに授与する名誉ある賞で、これまでスティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ニール・ヤング、ボブ・ディランらそうそうたる面々が受賞を受けているもの。この受賞者を称えるトリビュートライブは、グラミー賞授賞式に先立ち行われる恒例イベントとしてグラミーウィークの大きな目玉にもなっている。

2013年に受賞したのがブルース・スプリングスティーンで、このトリビュートライブには、パティ・スミスやスティング、ニール・ヤングをはじめとする往年のロッカーから、マムフォード&サンズやジョン・レジェンドといった新世代のアーティスト達が登場、ショーの進行役は、米風刺ニュース番組『The Daily Show』の司会で知られるジョン・スチュワートが務めている。

彼の軽快なトークをパフォーマンス間に挟みながら進められるコンサートで、ブルースは始終にこやかに笑みをたたえ、時には真剣な面持ちで出演アーティストのパフォーマンスを鑑賞している。新旧・ジャンルを問わないアーティスト達が、「Born in the USA」や「Streets of Philadelphia」といった、アメリカン・ドリームの裏側や労働者階級の生活を歌い続けてきたボスの代表曲を、それぞれのスタイルでアレンジし見応えあるステージが繰り広げられることとなった。

ピアノの演奏のみでしっとりと「Dancing in the dark」を歌い上げたジョン・レジェンドの演奏と、元レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンのトム・モレロのギターが冴える「Ghost of Tom Joad」のパフォーマンスは特に際立っていた。それぞれのアーティストが圧巻のステージを繰り広げる中、お互いの曲をカバーし合ったこともある長年の友人スティングによる「Lonesome Day」、続いてブルースの名を不動のものにした大ヒット曲「Born in the USA」がニール・ヤングによって演奏されると、テーブルに付いていた観客も立ち上がって踊り出す盛り上がりを見せていた。

壇上で音楽への想いを語ったブルースのスピーチも、ショーのハイライトのひとつとなった。「音楽は、我々を奮い立たせて傷ついた心を癒し、我々は音楽に乗せて結婚したり離婚したりもする。さらに、音楽は平和な時だけでなく辛い日や戦時でも支えてくれ、我々に笑いをもたらし強い人間にしてくれる。そして愚かな行動に走らないよう助け、教えを与えて愛してくれるのだ」と、音楽に対する熱い想いと感謝の気持ちを述べた。そんな想いを託すかのごとく、「さあ、ギターを渡してくれ!」と叫んだボスは、「Thunder Road」をはじめとする5曲を熱唱。そして最後には、全出演アーティストがステージに上がり、「Glory Days」の大合唱で感動的なステージを締めくくった。

<出演アーティスト>
アラバマ・シェイクス
ザック・ブラウン・バンド
ジャクソン・ブラウン
ベン・ハーパー
エミルー・ハリス
フェイス・ヒル
エルトン・ジョン
フアネス
ジョン・レジェンド
ティム・マックグロウ
トム・モレロ
マムフォード&サンズ
パティ・スミス
メイヴィス・ステイプルズ
スティング
ニール・ヤング
ブルース・スプリングスティーン
ほか

『ブルース・スプリングスティーン・トリビュート~MusiCares』
3月14日(土)午後5:30[WOWOWライブ]
※グラミーウィークを飾るイベントのひとつ、ミュージケア・パーソン・オブ・ジ・イヤー。2013年の受賞者ブルース・スプリングスティーンを称えるトリビュートライブ。受賞を祝して集結した、そうそうたる新旧アーティストらが彼の楽曲を披露するのはもちろんのこと、ブルース本人の感動的なスピーチと、そして本人による、記念すべき圧巻のパフォーマンスは必見
http://www.wowow.co.jp/music/yogaku/
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