【レポート】吉川友は鳥肌実に興味津々。新垣里沙は道重さゆみに「卒業したらきてほしい」。舞台『くるくると死と嫉妬』
12月3日から東池袋・あうるすぽっとにて上演となる、劇団「秦組」vol.6『くるくると死と嫉妬』(作・演出:秦建日子)。稽古場を最初から公開するという斬新な試みを実施している本作に出演する新垣里沙と吉川友が、11月25日の稽古終了後に報道陣の取材に応えた。
◆舞台『くるくると死と嫉妬』稽古風景 画像
「私は、秦さんの舞台にださせていただくの2回目なんですけど、稽古やればやるほど台本が変わっていくんですよ。今回も最初の台本とはまったく違ってきていて、場面が追加されていたりとか。秦さんはいつどういうアイディアが飛んでくるかわからないので、いつもウキウキしながら稽古に臨んでいます。」と、主演の新垣里沙。物語は病院を舞台に、ER、不老不死の薬、ストーカー、放火、そして臓器移植といったテーマと伏線が複雑に絡み合う。そこに個性的な出演者たちと、どんどん形を変えていく秦建日子の演出。本番さながらの舞台セットが立って初めてとなるこの日の稽古中にも、新しいアイディアが次々に生まれ、笑いとともに芝居に取り入れられていた。
「ケツから尻まで出ずっぱりなんですよ、意外と。……あ、最初っからか。こんなにいっぱい出てる舞台は初めてやらせていただくので、それも重要な役どころでやらせてもらうので、精神的にも体力面的にも不安ですね。」と、本作で主演の新垣以上に話を展開させていく役どころを担うのが、新人研修医 役の吉川友。しかも研修医ということで、舞台では忙しく走り回る。「今日からセットを組んでやったので、さらに階段登るのがきついです。これは9日間やったら痩せるなって。」と、語っていたが、これまで奴はダイエット企画以外のリリースイベントやライブで「痩せる」と自ら口にして、実際に痩せたことなどない。
きっかにとって、秦建日子の演出、そして新垣里沙との舞台は今回が初めて。「新垣さんは稽古の時は台本を離してやってくる女だぞ、っていうのを噂で聞いていたので、きっかもがんばって一生懸命台本を覚えたんです。でも、その場で演出変わったりするのも、すーんって新垣さんできちゃうので、あらためて新垣先輩すごいなって思いました。」と、先輩の凄さをあらためて感じている様子。もっともそんなきっかに新垣は、「私、先輩ぽくないですよね。(きっかに)会った時にすごい大御所感があって。全然大人っぽいなぁって。」と、笑顔。このふたり、物語の中で面と向かって芝居をする瞬間はないが(同じステージには立っているが、直接芝居で絡む瞬間は、今のところない)、そこは両者ともに元・ハロー!プロジェクトということもあって仲良さそうである(休憩中に新垣が自身のスマホできっかの動画を撮影する一幕も)。
ハロー!プロジェクトといえば、この舞台には、ハロプロ研修生の山岸理子、山木梨沙(カントリー・ガールズ)、相川茉穂(スマイレージ)も登場する。稽古中には、後輩3人を呼び寄せて何やらアドバイスをするという、“なんだか少し懐かしさを感じさせる”新垣の姿も。「私が稽古初日に一緒にやったときよりもすごいよくなってて、「さらにもっとがんばればもっと目が行くから、がんばってね」って声をかけたんです。やっぱ嬉しいですね。全体を観ていて、研修生がすごいキラキラやっていて目立ってると。」だそうだ。
取材が行なわれた11月25日といえば、モーニング娘。'14・道重さゆみの卒業前日。新垣は道重に「卒業したら時間ができるだろうから、きてほしいですね。」とラブコールを送る。さらに「あ、(モーニング娘。'14の)生田衣梨奈は絶対来ますね。この間の秦さんの舞台『タクラマカン』は3回きました。「時間があったら絶対行きます!」っていうメールはきました。」と、あいかわらずの「新垣さんを応援する会」会長は健在な様子だ。一方きっかは、「チーム負けん気でも、ロビンや小夏や森ティが「(舞台を観に)行きたい」って言ってくれたんですよ。口だけだとは思いますけど! 来てもらいたいですね。でもちょっと恥ずかしいので、あんまり仲間には観られたくないです。親御さんにも観られたくない。」と、観られたいような、観られたくないようなという複雑な気持ちを吐露していた。
ちなみに、この舞台には℃-uteの矢島舞美や片山陽加、浦 えりか、そして宮地真緒、やく みつる、小野真弓、中江有里といった日替わりゲストが毎回登場する。きっかはその中でも「ちょっとなんか、気になりますね。」と、鳥肌実に興味津々な様子。どこかしら似た雰囲気を感じ取っているのかもしれない。
text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
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