【ライブレポート/写真166点】初開催<ビバラポップ!>はアイドル愛とドラマの連続
大森靖子とピエール中野(凛として時雨)がプレゼンターを務め、<VIVA LA ROCK>の兄弟フェスとしてアイドル、ネットミュージック、ポップミュージックにフィーチャーした音楽フェスティバル<VIVA LA ROCK EXTRA ビバラポップ!>が5月6日(日)にさいたまスーパーアリーナにて行なわれた。当日のレポートを写真とともにお届けする。
◆<ビバラポップ!>ライブ画像(全166点)
アイドル、そしてイベントプロデュースとの縁が深い二人をプレゼンターに迎え、初開催となった今回のフェス。設置された2ステージ【Star Stage】【Garden Stage】にはプレゼンター視点で厳選されたアーティスト達が並んだ。
◆Garden Stageレポ
◆Star Stage後半レポ
▲こぶしファクトリー/Star Stage(写真全7点)
11時からのStar Stageトップバッターを飾ったのはこぶしファクトリー。自身の最新シングルからイベントのスタートアップにも相応しい前向きポップチューン「これからだ!」を披露し、1曲目からアリーナに集ったオーディエンス達のボルテージを挙げていく。こぶしファクトリーがさいたまスーパーアリーナに立つのはこれが初。セットリストにも“赤羽橋ファンク”が冴える「チョット愚直に!猪突猛進」をはじめとしたハロー!プロジェクト色が濃いナンバーが並ぶ。また、「ドスコイ!ケンキョにダイタン」では大森靖子がステージへと乱入しメンバーと組み合う場面も。「ラーメン大好き小泉さんの歌」ではこぶしファクトリーの面々も“大森さん 大森さん 好き好き”と替え歌での歌唱でパフォーマンスし、場内は早くもお祭りムードに包まれた。
▲SHOWROOMオーディション受賞者ライブ/Star Stage(写真全8点)
続いてはSHOWROOMオーディション受賞者ステージ。大森靖子とピエール中野からのダブル受賞で異例の10分枠を獲得した松山あおいは、初っ端からキューピーの人形を振り乱しつつ著作権スレスレな楽曲「おねえさんクッキング」でアイドルファンに爪痕を残した。かと思えば正統派アイドルソング「物語」も披露し、マルチなアンテナ感度の強さを匂わせる。もうひとりの出演者であるCanCanaはフルバンドを従え、コズミックな「Reborn」から4曲を披露。スケール感のある楽曲で魅せた。
▲ラストアイドルファミリー/Star Stage(写真全12点)
ここ半年間で急成長を遂げ注目を集めているラストアイドルファミリーの各グループ(LaLuce、Love Cocchi、Good Tears、Someday Somewhere、シュークリームロケッツ)も<ビバラポップ!>のステージを飾る。彼女たちのグループ結成のきっかけとなったオーディションバラエティー番組『ラストアイドル』には大森靖子も審査員として出演しており、大森が審査を担った放送回でLaLuceの現センター・阿部菜々実が挑戦者として現れたのも印象的なエピソードだ。ステージはラストアイドルのデビュー曲「バンドワゴン」から幕を明け、各ユニットが入れ替わっていく形で立て続けに楽曲披露されてゆく。
また、この日は番組からの突然のジャッジ……と称したドッキリでLaLuceセンターの阿部奈々美がオーディション時に歌った℃-uteの「悲しき雨降り」を歌唱し、そこへ元℃-uteの鈴木愛理が入ってきてのコラボレーションが実現。ステージのアイドル陣からも「ヤバい!」と黄色い声があがる中、憧れの鈴木を前にした阿部は「もうほんとに、あの、夢です」と驚き顔でコメントを残した。
▲ばってん少女隊/Star Stage(写真全7点)
盛り上がったステージをさらに煽るのは、福岡から来たももいろクローバーZの後輩・ばってん少女隊。さいたまスーパーアリーナという大舞台を恐れることなく冒頭からメンバー全員がハードなリフと共にヘドバンで登場した。オイコールを浴びながら「おっしょい!」で跳ね回るがむしゃらな勢いはオーディエンスをエネルギッシュに奮い立たせ、最後には会場全体がジャンプで汗だくになる。「会場の全ての皆さん、愛してまーす!」という元気な締めの言葉も彼女たちらしい愛嬌か。
▲Negicco/Star Stage(写真全7点)
ここでステージに爽やかな風を吹き込んだのは、今年15周年を迎えたNegicco。新潟を拠点に和やかなキャラと高い音楽性でファンを魅了してきた3人の登場に、アイドルファン達もペンライトをネギ色に変えて彼女たちを迎える。スクリーンに投影された夜景でムーディな出だしとなった「土曜の夜は」から、夏休み前の海岸模様を思わせる「サンシャイン日本海」、ラテンを取り入れた「カリプソ娘に花束を」など、引き出しの多さを見せながらも心地よさを崩さない自然な繋ぎでするすると惹き込まれてしまう。ステージの最後にはセンターのNaoが「三ヶ月限定で始まったグループがとうとう15周年を迎えました」と告げ、三人でファンへの感謝をしっかり伝えていた。
▲鈴木愛理/Star Stage(写真全7点)
MCタイムを挟んでステージに現れたのは、℃-ute解散後も芸能活動を継続し今年6月6日にソロCDデビュー予定の鈴木愛理。観客席いっぱいのピンクのペンライトに迎えられ、ソロデビューアルバム『Do me a favor』からダンザブルな方向へ舵をきった「DISTANCE」でいきなりアリーナの注目を集めた。ソロデビュー前最初で最後のフェス出演となった今回だが、ハイトーンまで自在に歌いこなす歌唱力をR&Bテイストで遺憾なく発揮した「Good Night」、マイクスタンドを前にロック・ガールらしくオーディエンスを盛り上げた「Candy Box」と、アイドル・アーティストとしてのポテンシャルの高さに圧倒される。「Independent Girl〜独立女子であるために」でフラッグを抱えてセンターステージを闊歩した後、自ステージの締めくくりにはBuono!時代の楽曲「初恋サイダー」を披露。はじける笑顔でフロアのハートをさらっていった。
▲sora tob sakana/Star Stage(写真全6点)
続く“オサカナ”ことsora tob sakanaは怪我から復帰した山崎愛を加え、4人でのオンステージ。ピアノの透明感ある音色がデジタルサウンドと融合した導入から、真っ白な衣装に身を包んだ4人が現れる。この段階で大型ビジョンモニターのトラブルが発生しスクリーンにノイズが走っていたのだが、4人の集中力はそんな状況さえあたかも演出のように飛び越えてゆく。
ライブはイノセントさを感じさせる「夏の扉」からスタート。デジポップ・ナンバー「夜間飛行」ではオーディエンスと一緒に手を掲げ、一体感を高めていく。「こんなに大きなステージに立ったの、初めてです」というMCからステージ後半では5月16日(水)リリースのメジャーデビューEPより「鋭角な日常」を披露。終始世界観を感じさせるアクトで魅せた。
■クレジット(対応写真については各写真ページ参照)
Photo by Kazumichi Kokei
Photo by Takahiro Kugino
(c)ビバラポップ! 2018 All Rights Reserved.
◆Garden Stageレポ
◆Star Stage後半レポ
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ビバラポップ!
大森靖子
凛として時雨
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Maison book girl
sora tob sakana
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