吉田山田、カラオケイベントで「日々」をライブで披露
11月22(土)19:30~ビッグエコー品川駅前店で、<吉田山田プレミアムカラオケイベント>が開催された。
このイベントは、DAMカラオケ店舗にて「日々」を歌い「DAM★とも動画」または「DAM★とも録音」で応募した方の中から抽選で10組20名が招待されたもの。19:30になりビッグエコー品川駅前店のパーティールームに参加者が集合。参加者は女性が多く、みなさんイベント開始を待ちながら和気あいあいと話している。いよいよ吉田山田の2人が部屋に登場すると、大きな拍手と歓声で迎えられた。
普段、吉田山田の2人はスタジオが無い場所などに行くとリハーサル代わりにカラオケで練習することもあるとのこと。また、山田はかつて色んなカラオケ店でアルバイトしていたそうで、仕事が終わった後に練習させてくれたお店もあったそうだ。
この日のイベントは、参加者に事前にアンケートで歌いたい曲を答えてもらっており、選ばれた数人が吉田山田の2人とデュエットができるというもの。最初に、参加者の中に偶然にも吉田さん山田さんが1人ずついるということで、それぞれが本人たちとコンビを作り新たな吉田山田が2組誕生!そして精密採点で対決することに。
まずは先攻で女性の山田さんが吉田と「約束のマーチ」をデュエット。女性とのコンビで歌う吉田は新鮮だ。参加者の山田さんも「上手い!」と声が上がるほどの熱唱で得点は83.425点。「じゃあ続いて吉田山田チーム行きましょうか」(山田)「こっちも吉田山田チームだよ!」(吉田)。続いて山田とコンビを組む参加者の吉田さんは男性。「夏のペダル」をデュエットすると、こちらも上手い!さすがみなさん吉田山田の歌を日頃カラオケで歌い込んでいるようだ。得点は82.685点。大接戦を制した吉田(本人)山田(参加者)組の勝利!山田さんにはサイン入り「日々」のポストカードとステッカーがプレゼントされた。「これで終わると“なぜ自分は吉田姓・山田姓に生まれてこなかったのか?”と自分を責める人もいらっしゃると思うので(笑)」ということで、もう1名、じゃんけんで勝った男性が吉田と「日々」をデュエット。「彼、キャラが濃い!」と楽しそうに一緒に前に出て歌う吉田。Bメロを妙な声で歌ってお客さんを笑わせたが、サビはしっかりとハモリを聴かせてくれた。
続いて「山ちゃんに歌ってもらおうコーナー!」と題して山田が単独でカラオケで歌うことに。「リリックが最高だから」と選んだ曲は“これを聴けばサザエさんのすべてがわかる”嘉門達夫「NIPPONのサザエさん」。軽快でユーモラスな曲を手拍子で盛り上げながら聴く参加者たちもみんな楽しそうだ。さらに吉田山田の出会いの曲として、学校の渡り廊下で吉田がいつも練習していたというゆずの「いつか」を歌い、山田が渡り廊下を通りがかりにハモる様子を再現。途中、吉田が歌う間にオレンジジュースをお客さんに注いでまわる山田に周囲は大ウケ。ユーモアを交えながらも2人のルーツを披露してファンにとってはたまらない光景が繰り広げられた。
その後参加者からもう1名女性が「泣いて泣いて」を吉田山田に挟まれて一緒に歌ったあと、最後は「せっかくなのでライブをやりましょう」と「日々」をライブで披露。20名ほどを前にしたカラオケルームにアコースティック・ギターの美しい音色と2人のハーモニーが響き渡ると、貴重な歌唱を前に参加者たちはうっとりと聴き入っていた。最後は全員で記念写真を撮影してイベントは終了、吉田山田に大きな拍手が贈られた。
★イベント終了後の吉田山田にインタビュー★
──初めてのカラオケイベント、いかがでしたか?
吉田:結構空気をつかむのに時間がかかりましたね。
山田:そうだね(笑)。みんな緊張してたからね、たぶん。
吉田:でも最後は普通のイベントやライブにはない良い空気で終われたんじゃないかと思います。最初は僕らだけじゃなくてお客さんも知らない人同士で向かい合って歌わないといけないんで(笑)、たぶん緊張しているだろうなとは思ってそれをほぐすにはどうすれば良いかなって考えましたね。
山田:小っちゃい頃、初めて行ったライブとかって結構覚えているんですよ。だから今日の来てくれた人が一生覚えているような時間になったら良いなとは思いました。
──普段のライブと全然違いましたか?
吉田:いや、そこは僕からすると全然一緒でしたね。ギターがそこにあって歌が歌えればどこの場所にいても、逆にそれが届かなそうな場所ほど凄く届くと僕は思っているので。だから、なが~いMCの最後に歌を歌った感じですね、感覚としては。
山田:僕は普段カラオケで歌を歌うときは周りを盛り上げようとか一切考えずに(笑)、バラードオンリーなんですけど、今日はちょっと頑張りました。
―カラオケで吉田山田の曲を歌う上でのコツがあれば教えて下さい。
吉田:その歌を聴くんじゃなくて、歌うことで気付くことってあるんですよ、凄く。それは別に小さな声でも良いし上手い下手じゃなくて、何か自分がその曲の歌詞やメロディを気に入って歌いたいと思って言葉を口に出して歌ったときに、何か今までと違う発見だったりとか、作者がそこに込めた想いだったりとか、降りてくるように気が付いたりするので、僕はそれを感じて欲しいんです。だからライブに来ても歌ってもらって構わないし、口から出すことで僕らが曲に込めた想いがより伝わると思っています。“こうした方が良い”というのはないんですけど、ただただ歌ってほしいですね。僕は特に凄く歌詞にこだわって曲を作るので、歌詞を見ながら歌ってほしいと思います。
山田:(「日々」に関しては)あんまり上手く歌おうと思わなくて良いと思います。よくツイッターでも、歌いながら自分が涙してしまったという人がいるんですけど、歌いながら好きな人や大事な人を自然と思い浮かべながら歌えたら良いなと思います。
──「日々」が最初にリリースされてから約1年ですが、その間知名度も上がって変化もあったのではないかと思います。振り返ってみていかがでしょうか。
吉田:今年はツアーも2本まわっていたりもするので、もちろん「日々」を何度も歌った年ではあるんですけど、同時に他の曲もたくさん歌った年でもあるんです。デビューした年なんかは年間250本ライブをやってましたし、「忙しくなったでしょ?」って聞かれたりするんですけど、バタバタしている感じはデビューした頃からあんまり変わらない。ただお仕事の内容が変わってきたりとか、自分が尊敬している人に「日々」を評価していただいたり、それによってプレッシャーがかかったりというのは、変わってきてはいるんですけど。まだ途中っていう感じですかね(笑)。色んなことの実感もまだないですし。
──昨日なんかも「金スマ」のエンディングで歌っているのを拝見しましたけど、そういう露出も増えていますよね。
山田:でも僕ら、一年前も今日もほとんど変わってないんですよね(笑)。だから逆にどれだけ認知度があるのかというのを教えてほしい。でもこの一年でたくさん色んな人のエピソードを聞かせてもらえたのは、自分の中で一番大きい。自分のおじいちゃんおばあちゃんのエピソードを送ってくれたりとか、お父さんにCDを聴かせたときに号泣したっていう話とか。ブログとかツイッターのコメントとかで毎日グッと来てる一年でした。
吉田:でもこれは本当に正直な気持ち、まだまだ悔しいことの方が多いんですよ。
──悔しいこと、ですか?
吉田:はい。それはこの1年で実感したことでもあるんですけど。もちろん嬉しいこともたくさんあった年ではあるんですけど、自分の日常の中でまだまだ悔しいなと思うことの方が多いんですね。だから…だからでしょうね、浮かれていられないと思っていますし。
―それは、「ステージでもっと上手くできたのに」とかいうことでしょうか。
吉田:それもあるし、もっと伝わって良いだろうと思っている部分もあるし。
山田:うん、僕らよりたくさんの人の前で歌っている人も大勢いますから。満足は全然していないです。
──12月17日にこれまでの集大成的なアルバム「吉田山田シングルズ」が発売されますが、曲順がどんどん過去にさかのぼって最後に新曲が入っていますね。
吉田:これは、吉田山田を「日々」から知ってくれた方には曲順がさかのぼっているというのはわからないわけですけど、ファンの方でどのシングルがいつ出てとか、それ以来吉田山田を応援していますという方は、少しずつ曲が戻りながら「ああ、このときインストアライブ観に行ったなあ」とか「この曲のとき失恋してたな」とか、想い出を辿れると思ったんです。応援してくれる人々の感謝の気持ちを込めてという意味でこの曲順はすぐに決まりました。
──これを聴くことでまた、吉田山田の知らない曲を聴きたくなる人もいるでしょうし。
吉田:そうですね、できればもう全部買って欲しいんですよ!
山田:うん、カップリングの曲とかもね。
──2015年5月4日(月・祝)には「吉田山田ワンマンライブ@渋谷公会堂」の開催も決定しました。まだ半年先のことではありますが、ライヴに向けての意気込みを聞かせてください。
吉田:ライブって自分たちのその時点での意思表明だと思っているんです。ライブが終わった瞬間から次の吉田山田がもっと楽しみになる時間にしたい。そこで終わりじゃないので、全然。その日も絶対自分たちの意思を表明する日になると思うので、そういう風にできればなと思います。
山田:「555ツアー(トリプルファイブツアー)」で色んなことに挑戦したんです。全曲ライブをしたり、ライブペイントをしながらとか映像とコラボレーションしたりとか。トークセッションも含めて。色々やったなあという気持ちがあるんですけど、僕らの中での“ワクワクできるライブ”のハードルがまた上がったなと思っています。今の僕らがワクワクできるライブって相当ハードル高いなと思っているので、まだ何をやるかは決まっていないですけど、良いものになると思いますし、良いものじゃないとやりたくないなという思いはあります。
取材・文●岡本貴之
『吉田山田シングルズ』
吉田山田SINGLE A面 COLLECTION
『吉田山田シングルズ』
2014年12月17日発売
品番:PCCA-04136 価格:¥2,315(本体)+税
<収録曲>
1.日々
2.魔法のような
3.ごめん、やっぱ好きなんだ。
4.メリーゴーランド
5.カケラ
6.約束のマーチ
7.夏のペダル
8.ツボミ
9.涙の海
10.ガムシャランナー
11.逢いたくて 【新曲/年賀特設サイト「郵便年賀.jp」映像コンテンツ“年賀のキヅナ”テーマソング】
予約・先着購入特典:10.18.LIVE音源フリーダウンロードPass(メッセージカードタイプ)
日時:2015年5月4日(月・祝)OPEN 16:00 / START 17:00
チケット料金:全席指定前売り¥5,000(税込み)/当日¥5,500(税込み)
企画/制作:日音/LIFE
問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888
◆吉田山田オフィシャルサイト
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