LOUDNESS、歴史の重みと“今”の圧倒的ヘヴィネスを体感せよ

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去る6月にリリースされた約2年ぶりのニュー・アルバム『THE SUN WILL RISE AGAIN~撃魂霊刀』で圧倒的な存在感を見せつけたLOUDNESS。今作の発売に際しては『ヘドバン Vol.4』での高崎晃、『MASSIVE Vol.15』での二井原実の超ロング・インタビュー(手前味噌ながら双方とも筆者が取材を担当)をはじめ、音楽専門誌のみならず各メディアでの露出も相次ぎ、このバンドの現役感の凄まじさを象徴する逸話や、今になって解き明かされた秘話の数々に興奮をおぼえたファンも多いことだろう。

◆LOUDNESS画像

だが、もちろん本当のお楽しみはこれからだ。去る6月6日には東京・EXシアター六本木での一夜かぎりのプレミアム・ショウが実現し、いち早く新作からの楽曲披露の機会が設けられたが、今作を引っさげてのツアーがいよいよ本格的に幕を開ける。

6月22日、名古屋からスタートするこのツアーは、<WORLD TOUR 2014 THE SUN WILL RISE AGAIN>と銘打たれていることからも明らかであるように、この最新アルバムに伴うワールド・ツアーの起点となるもの。具体的なことは新情報が到着次第お伝えするが、現在はまさにこの先に計画されている国外ツアーにまつわるさまざまな調整が進められているはずで、今回の名古屋、東京、大阪での各公演を見逃すと、年内に国内で彼らのワンマン公演を堪能できる機会は皆無となりそうな雲行きだ。

今回の公演では当然ながら最新作からの楽曲群が軸に据えられ、6月の公演では演奏されなかった楽曲たちも披露されることになるはずだ。加えて過去の楽曲についても、いわゆる表向きの代表曲に限定することなく、「このバンドが現在の音楽像に辿り着くまでの経緯を象徴するような多彩な楽曲」がセレクトされているとの情報が届いている。これはLOUDNESSの歴史を原体験できていない世代にも、彼らの進化の過程をところどころ見落としてきた人たちにも絶好の機会となるに違いない。この記事を目にした皆さんには是非、身のまわりにいるはずの“最近のニュースに疎そうなメタル・ファン”にも、この公演情報を伝えて欲しいところだ。

現在も他の追随を許さない、日本が誇るべきヘヴィ・メタル・バンド、LOUDNESS。もう2年もすれば35周年を迎えることになるこの絶対的存在の、圧倒的な今を、1人でも多くの人たちに目撃して欲しい。

増田勇一


<WORLD TOUR2014 THE SUN WILL RISE AGAIN>
7月22日(火)名古屋・ダイアモンドホール(開場18:30/開演19:30)
7月24日(木)東京・中野サンプラザホール(開場19:00/開演19:30)
7月25日(金)大阪・森ノ宮ピロティホール(開場19:00/開演19:30)

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