【ライブレポート】LOUDNESS、ツアー開幕“40年を超えてもなお我武者羅に”
2021年11月にデビューから満40年を迎え、同年末に発表した『SUNBURST~我武者羅』が国内アルバム・チャート(オリコン)で5位を記録しているLOUDNESS。彼らの作品がトップ5入りを果たしたのは1992年発表の『LOUDNESS』以来のことであり、そのこと自体が今なお文字通り我武者羅に活動を続けているこのバンドを巡る活況ぶりを象徴している。そしてコロナ禍においても歩みを止めることのなかった彼らのライヴ活動は、同作発売から1年半を経た現在も精力的に続けられている。
◆LOUDNESS 画像
6月10日、彼らの新たなツアー<LOUDNESS 40+ World Tour 2023 SUNBURST~我武者羅 -continue->がZepp DiverCity Tokyoで幕を開けた。そのタイトルが示すように、40周年と最新作の双方を軸とする流れが継続されているわけだが、何が違っているかといえば、去る1月に行なわれた前回のツアーの際以上にステージ上も客席も自由度を増しているということだろう。
この先のライヴを目撃することになる人たちのためにも具体的な演奏内容などについては記さずにおくが、このツアー初日公演では、LOUDNESSのライヴに欠かすことのできない鉄板曲の数々が網羅しつつも、おもわず「まさか!」という言葉が漏れてしまうような意外な楽曲、レアな楽曲も随所に盛り込んだセットリストが組まれていた。そして実際、去る1月のツアーの時点でも“マスク着用での声出し”は解禁されていたが、今回はよりいっそう客席にも本来あるべきラウドさが戻ってきていた。この先、公演を重ねていくにつれ演奏内容も変化していくことだろうし、オーディエンスの熱もさらに増していくことになるに違いない。
このツアーは6月16日に大阪で第二夜を迎え、6月末に横浜で幕を閉じることになる。そして7月には、その熱を保ちながらの札幌公演も予定されている。コアなファンはもちろんのこと、これまでLOUDNESSを観たことのない人たちにも、是非この機会に“4つのディケイドを経てもなお我武者羅であり続けている稀有なバンド”の雄姿を目撃して欲しいものだ。
取材・文◎増田勇一
撮影◎野田雅之
■<LOUDNESS 40+ World Tour 2023 SUNBURST~我武者羅 -continue->
6月16日(金) 大阪・Zepp Namba
6月17日(土) 愛知・Zepp Nagoya
6月19日(月) 岡山・CRAZY MAMA KINGDOM
6月20日(火) 広島・クラブクアトロ
6月22日(木) 福岡・Zepp Fukuoka
6月24日(土) 香川・高松 Festhalle
6月30日(金) 神奈川・KT Zeoo Yokohama
https://www.creativeman.co.jp/event/loudness-gamushara-continue/
■<40+ World Tour 2023 SUNBURST~我武者羅 In Sapporo>
https://musicfun.co.jp/
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