トニー・アイオミ「ブラック・サバス最後の公演になるかもしれない」
7月4日、ロンドン、ハイド・パークのマッシヴ公演で現行のツアーを終える予定のブラック・サバスだが、トニー・アイオミによると、このギグは現ツアーだけでなくブラック・サバス最後の公演になるかもしれないという。
◆ブラック・サバス画像
アイオミは『Metal Hammer』誌にこう話した。「これがサバスの最後のショウになるかもしれない。そうしたくはないが、その後、ツアーに関してはなにも計画していない。だから、そうなる可能性はある」「正直言って、俺はもうあんまりツアーはやりたくないんだ。気が滅入るからね」
彼がこう考えるのは、健康面の不安があるからだそうだ。「いまはサポートがない状態だ。それって、癌が戻ってないか、まだそこにあるのかどうか、医者に診てもらわなきゃならないってことだ。わからないんだ。ちょっと心配だよ。このツアーが終わったら、検査を受ける。それではっきりするだろう」
2013年に続き2014年も精力的にツアー活動を続けてきたブラック・サバスは、5月29日からヨーロッパ・ツアーをスタート。7月4日、5万人を収容するハイド・バークでプレイする。
再結成を発表した直後、癌と診断され、闘病生活に入りながらもアルバムの制作に挑んだアイオミをオジー・オズボーンは以前、こう称賛している。「彼は本物のアイアン・マンだ。化学療法の副作用はそれはひどいもんだ。シャロン(オジーの奥さん)が数年前、癌を患ったとき、治療を受ける度に発作を起こしてた。ぞっとする。でも、彼は(スタジオへ)やって来てはプラグインして、やり続けたんだ。俺のヒーローだよ。神に誓って言う、あいつは俺のヒーローだ」
Ako Suzuki, London