ブラック・サバス「オジーがまた飲み始めていたなんて気づかなかった」
オジー・オズボーンがこの春、長年断っていたドラッグとアルコールにまた依存するようになっていたことを明かしたが、ブラック・サバスのメンバーは一緒にいて、その悪癖再開に全く気づかなかったそうだ。
◆ブラック・サバス画像
オジーはこの春、Facebookにこんなメッセージを寄せていた。「この1年半、アルコールを飲みドラッグをやっていた。ものすごくダークな時期で、最も愛する人たち、家族に対しろくでなしになっていた。シャロンと離婚するつもりはない。いい奴になろうとしている」
トニー・アイオミは『Classic Rock』誌のインタビューでこう話した。「信じられなかったよ。彼は僕の家でアルバム作っていたんだ。でも、全く気がつかなかった。僕らの誰もがね。本当に隠すの上手かったよ。シャロン(オジーの妻)が教えてくれたとき、ショックだった。また飲み始めていたなんて、ただただ信じられなかった。そんな兆候なかった。時間通り家に来ていたし、リハーサルや曲作りしてて何もわからなかったよ。彼のことは50年も知ってるんだ。だから、彼のことはわかっているべきだ。でも、これっぽっちも疑わなかった」
また、ギーザー・バトラーはこう語っている。「オジーは本当にうまく隠していた。よく喋るなとは思ったよ。喋るの止まらなくて、俺らをイライラさせていた。でも、俺たち、それはアルバムを作るんで興奮してるんだろうって思ってたんだ。俺が飲むと、“二日酔いか?”なんて訊いてきたくせに、自分はいろんなものやっていたんだろ。でも、スタジオでその影響はなかった。俺らにしてみたら、彼はこれまで以上によくやっていた」
オジーは悪癖再開を告白したとき「この時期のクレイジーな言動に対し、シャロン、家族、友人、バンド・メイト、そしてファンに謝罪したい」とも綴っていたが、離婚しようとまで悩んだ奥さんはともかく、メンバーは喋りすぎという以外、被害はこうむっていなかったようだ。
Ako Suzuki, London