ブラック・サバス「トニー・アイオミの病がわかったとき、死についての曲を作った」
ブラック・サバスのギーザー・バトラー(B)は、バンド・メイト、トニー・アイオミ(G)が癌と診断されたとき、死をテーマにした曲を作り始めたそうだ。
◆ブラック・サバス画像
バトラーはアメリカのヘヴィ・メタル/ロック・マガジン『Revolver』にこう明かした。「死についての曲だよ。最後の呼吸をし魂を吐き出すっていう…」曲には“危険に直面している”とか“風前のともしび”という意味の「Hanging By A Thread」という仮タイトルがついていたという。
幸いなことに、アイオミはその後、順調に回復。曲が完成することはなかったが、バトラーは当時抱いていた複雑な想いをこう語っている。「俺たち、彼が良くなるかなんてわからなかった。とくにロニー(・ジェイムズ・ディオ)があんなに早く逝ってしまうのを見たあとでは。ロニーは(癌と)診断されてからわずか6ヵ月で亡くなってしまった」
アイオミの体調もバンドの活動も順調なブラック・サバスは2014年もツアーを続行することを発表している。
Ako Suzuki, London