ロック映画『ストラッター』、ダイナソーJr.が音楽担当&カメオ出演
ロック映画『ストラッター』が9月14日(土)に公開となる。
◆映画『ストラッター』予告編映像
クエンティン・タランティーノ、モンテ・ヘルマン、ガス・ヴァン・サント、イーサン・コーエンなどアメリカのインディペンデント映画を牽引する監督たちからの様々な支援、協力を得て総製作費25,000ドルで作り上げられた『ストラッター』は、失意のどん底に突き落とされたバンドマンの憂鬱な日々を、スタイリッシュな映像でユーモラスに描き出したロック・ムービーだ。
主人公のロッカー、ブレットに片思い中の映画狂の美女クレオとのもどかしい恋愛模様や、恋敵である“L.A.版ジャーヴィス・コッカー”デイモンとの奇妙な友情、恋多き母親の恋人フランクとの交流などが、モノクロームの映像によって綴られていく。
そして何より見逃せないのが、LAミュージックシーンで活躍するミュージシャン達がカメオ出演している点だ。ブレットが働く楽器店の店主役として登場するのは、1980年代に活躍した伝説のL.A.パンクバンド、ガン・クラブのドラマー、テリー・グレアム、中古レコード店のお客としてアリエル・ピンクが、そして劇中の音楽も担当しているダイナソーJr.のJ.マスシスも登場している。もちろん劇中を彩る音楽も聞き所で、ガレージ・ロックやグラム・パーソンズの奏でるカントリー、J・マスシスによるオリジナルスコアなど、L.A.ロックシーンの過去と現在が体感できるものになっている。
カントリー・ロックの父であるグラム・パーソンズの眠る地ヨシュア・ツリーへの旅路や、ブレッドが振られた元彼女がジャスティーンで新しい彼氏がデイモンという、スウェードのブレット・アンダーソンと付き合っていたジャスティーン・フリッシュマンの次の恋人がブラーのデイモン・アルバーンであった事へのオマージュなど、音楽ファンが思わずニヤリとしてしまう仕掛けが随所に見られ、それらを発見する事も鑑賞の楽しみのひとつとなっている。
L.A.ロックシーンへの愛とこだわりをもったアリソン・アンダースとカート・ヴォスが作り上げた映画『ストラッター』は、2013年映画界と音楽シーンを揺るがすアメリカン・ロック・ムービーの傑作なのだ。
●アリエル・ピンク
ロサンゼルスの男性ミュージシャン。10歳から宅録を始め、2004年にデビューして以来、じわりじわりと世界中の音楽メディアやインディー・ファンから注目を集めるようになる。デビューから一貫して自宅録音作品しか発表していなかったが、チルウェーヴの父と呼ばれるほど、次世代DIYミュージシャンたちに影響を与えていた。2010年、アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティ名義でアルバム『Before Today』をリリース。アリエル・ピンク初のスタジオ・アルバムとして早くから注目を集め、絶賛を浴びた。
●J.マスシス
1984年結成のダイナソーJr.のボーカルとギターを担当。ノイジーなギターサウンドとポップなメロディに乗せた気だるいボーカルを特徴とする音楽性により1990年代のグランジ / オルタナティヴ・ブームの中で人気を得て、オルタナシーンの代表的バンドとしての地位を確立。1997年のバンド解散後、ソロ名義で活動を続け、コンスタントにアルバムをリリースする。2005年、突然の再結成を発表し、フジロック・フェスティバルに出演する。また、2006年2月には東名阪で単独ツアーも行い、完全復活をアピールする。2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第86位。
映画『ストラッター』
ロッカーのブレットは、最愛の恋人から突然別れを告げられ、失意のどん底に叩き落される。しかも追い打ちをかけるように告げられるバンドメンバーの脱退宣言。そんな中、元恋人が自分のリスペクトするミュージシャン、デイモンと付き合い始めたという噂を耳にして怒りに震える。彼女のことはもう諦めるしかないと悟ったブレットは、友人のクレオをデートに誘うが飲み過ぎてしまい、デートも失敗に終わる。存続の危機に陥っていたバンドも、あえなく解散。何もかもうまくいかない傷心のブレッドは車で旅に出ることにする。旅先では気持ちも新たにステージに立ち、観客からの大きな拍手に包まれた。そして旅から戻ったブレットは、中途半端な関係に終止符を打つため、再びクレオをデートに誘う。なにか大切なことをつかんだ彼が出す“答え”とは?
監督/脚本/製作:アリソン・アンダース カート・ヴォス
撮影:カート・ヴォス 作曲:J・マスシス
出演/フラナリー・ランスフォード(ブレット・ピアース)、ダンテ・ホワイト=アリアーノ(デイモン・ウォルシュ)、エリーズ・ホランダー(クレオ)、クレイグ・スターク(フランク)、ルアナ・アンダース(ルー・ピアース)ほか
2012年/アメリカ/B&W/DCP/87分
提供:フルモテルモ、コピアポア・フィルム、オデッサ・エンタテインメント
配給:フルモテルモ×コピアポア・フィルム
9月14日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
(C)2012 Alison Anders and Kurt Voss
◆映画『ストラッター』予告編映像
クエンティン・タランティーノ、モンテ・ヘルマン、ガス・ヴァン・サント、イーサン・コーエンなどアメリカのインディペンデント映画を牽引する監督たちからの様々な支援、協力を得て総製作費25,000ドルで作り上げられた『ストラッター』は、失意のどん底に突き落とされたバンドマンの憂鬱な日々を、スタイリッシュな映像でユーモラスに描き出したロック・ムービーだ。
主人公のロッカー、ブレットに片思い中の映画狂の美女クレオとのもどかしい恋愛模様や、恋敵である“L.A.版ジャーヴィス・コッカー”デイモンとの奇妙な友情、恋多き母親の恋人フランクとの交流などが、モノクロームの映像によって綴られていく。
そして何より見逃せないのが、LAミュージックシーンで活躍するミュージシャン達がカメオ出演している点だ。ブレットが働く楽器店の店主役として登場するのは、1980年代に活躍した伝説のL.A.パンクバンド、ガン・クラブのドラマー、テリー・グレアム、中古レコード店のお客としてアリエル・ピンクが、そして劇中の音楽も担当しているダイナソーJr.のJ.マスシスも登場している。もちろん劇中を彩る音楽も聞き所で、ガレージ・ロックやグラム・パーソンズの奏でるカントリー、J・マスシスによるオリジナルスコアなど、L.A.ロックシーンの過去と現在が体感できるものになっている。
カントリー・ロックの父であるグラム・パーソンズの眠る地ヨシュア・ツリーへの旅路や、ブレッドが振られた元彼女がジャスティーンで新しい彼氏がデイモンという、スウェードのブレット・アンダーソンと付き合っていたジャスティーン・フリッシュマンの次の恋人がブラーのデイモン・アルバーンであった事へのオマージュなど、音楽ファンが思わずニヤリとしてしまう仕掛けが随所に見られ、それらを発見する事も鑑賞の楽しみのひとつとなっている。
L.A.ロックシーンへの愛とこだわりをもったアリソン・アンダースとカート・ヴォスが作り上げた映画『ストラッター』は、2013年映画界と音楽シーンを揺るがすアメリカン・ロック・ムービーの傑作なのだ。
●アリエル・ピンク
ロサンゼルスの男性ミュージシャン。10歳から宅録を始め、2004年にデビューして以来、じわりじわりと世界中の音楽メディアやインディー・ファンから注目を集めるようになる。デビューから一貫して自宅録音作品しか発表していなかったが、チルウェーヴの父と呼ばれるほど、次世代DIYミュージシャンたちに影響を与えていた。2010年、アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティ名義でアルバム『Before Today』をリリース。アリエル・ピンク初のスタジオ・アルバムとして早くから注目を集め、絶賛を浴びた。
●J.マスシス
1984年結成のダイナソーJr.のボーカルとギターを担当。ノイジーなギターサウンドとポップなメロディに乗せた気だるいボーカルを特徴とする音楽性により1990年代のグランジ / オルタナティヴ・ブームの中で人気を得て、オルタナシーンの代表的バンドとしての地位を確立。1997年のバンド解散後、ソロ名義で活動を続け、コンスタントにアルバムをリリースする。2005年、突然の再結成を発表し、フジロック・フェスティバルに出演する。また、2006年2月には東名阪で単独ツアーも行い、完全復活をアピールする。2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第86位。
映画『ストラッター』
ロッカーのブレットは、最愛の恋人から突然別れを告げられ、失意のどん底に叩き落される。しかも追い打ちをかけるように告げられるバンドメンバーの脱退宣言。そんな中、元恋人が自分のリスペクトするミュージシャン、デイモンと付き合い始めたという噂を耳にして怒りに震える。彼女のことはもう諦めるしかないと悟ったブレットは、友人のクレオをデートに誘うが飲み過ぎてしまい、デートも失敗に終わる。存続の危機に陥っていたバンドも、あえなく解散。何もかもうまくいかない傷心のブレッドは車で旅に出ることにする。旅先では気持ちも新たにステージに立ち、観客からの大きな拍手に包まれた。そして旅から戻ったブレットは、中途半端な関係に終止符を打つため、再びクレオをデートに誘う。なにか大切なことをつかんだ彼が出す“答え”とは?
監督/脚本/製作:アリソン・アンダース カート・ヴォス
撮影:カート・ヴォス 作曲:J・マスシス
出演/フラナリー・ランスフォード(ブレット・ピアース)、ダンテ・ホワイト=アリアーノ(デイモン・ウォルシュ)、エリーズ・ホランダー(クレオ)、クレイグ・スターク(フランク)、ルアナ・アンダース(ルー・ピアース)ほか
2012年/アメリカ/B&W/DCP/87分
提供:フルモテルモ、コピアポア・フィルム、オデッサ・エンタテインメント
配給:フルモテルモ×コピアポア・フィルム
9月14日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
(C)2012 Alison Anders and Kurt Voss