sE Munroの「THE EGG 150 MONITOR」をマスタリング用途向きにチューンナップ、「THE EGG 150 MONITOR MASTERING MOD」リリース

2013.8.28 15:51

フックアップは、sE Munroブランドの「THE EGG 150 MONITOR」をよりマスタリング用途向きにチューンナップしたモデル「THE EGG 150 MONITOR MASTERING MOD」を発売した。

sE Munroは、英国を中心としたヨーロッパのスタジオや放送局で大きなシェアを獲得しているマイクロフォンメーカーsE Electronics社とアコースティックデザイナーであるアンディー・ムンローとのコラボレーションにより誕生したスタジオモニターブランド。このブランド第1弾モデルとして1年ほど間にリリースされた「THE EGG 150 MONITOR」スタジオモニターシステムは、音響計算によって導き出された卵型のエンクロジャーと専用ディスクリートアナログアンプで構成され、かつてない理想的な定位とレンジ感を備えたニアフィールドモニターとして好評を得ている。現在では日本でも、業務用スタジオはもとより、プロジェクトスタジオにも広く導入されている。

今回登場の「THE EGG 150 MONITOR MASTERING MOD」は、最高峰のアナログ/デジタル技術を誇るDPAT Technologyによるマスタリンググレードの「THE EGG 150 MONITOR」チューンナップモデルで、専用ディスクリートアンプをモディファイしているのが特徴だ。

発売から1年、「THE EGG 150 MONITOR」のコンセプトをそのままに、さらなる上位モデルがほしいという多くのエンジニアからの要望が寄せられ、DPAT Technologyによるチューンナップモデルのプロジェクトがスタート。このモディファイモデルは、「THE EGG 150 MONITOR」の専用ディスクリートアンプ部に綿密なチューニングが施されている。たとえばアンプにとって重要なパートである電源部の見直しや回路の定数変更など、慎重に行われた。その結果、明瞭な音像定位はそのままに、正確なレンジ、デプス、トランジェント表現を可能にしたハイエンドモニターシステムに仕上がっている。

特定の方向性を持たないナチュラルな音像はレコーディング、ミキシングだけでなくマスタリングにも威力を発揮する。

なお、すでに「THE EGG 150 MONITOR」を所有するフックアップ登録ユーザー向けのアップグレードも行う。作業にかかる期間は約2週間。アップグレード費用は63,000円。