<華麗なる激情 Vol.6>速報ライヴレポート、その4【マイナス人生オーケストラ】
DIV、ギルガメッシュ愁セッション、LOST ASHのステージが終了した<華麗なる激情vol.6>は、いよいよ折り返し地点を迎えた。続いての登場は<華麗なる激情Vol.5大阪>優勝バンド、マイナス人生オーケストラだ。
ライヴを“自己啓発セミナァ”と称する彼らは、入場シーンからして実にエンターテイメント性が高い。また、自らが作成したというSEはエレクトリックなサウンドを大胆に導入した個性的なものだ。
パフォーマンスは煌びやか。しかも大阪のバンドらしく笑いが大盛り。ヴォーカルの栗山“HaL”ヰヱスは着ていたTシャツを脱ぐとブラジャーだったり、演奏中にカレーを食べたり、EXILEのダンスを模したりと、会場を盛り上げる。しかし、カラフルなステージングに目を奪われがちだが、個々の演奏力は相当なもの。とりわけ、MUCCの「大嫌い」をデジタルアレンジしたカヴァーは、原曲のヘヴィさを残しつつ、ポップに昇華されて客席が大いに揺れた。
また、3曲のオリジナルナンバーは、彼らのレパートリーから特にバラエティに富んだものが厳選されていた。そして、その演奏力とパフォーマンス、色彩豊かな楽曲が、会場のボルテージを1曲目から頂点に引き上げてしまう即効性をも併せ持つ。観て良し、聴いて良しのステージとなった。
■終演直後のコメント
「会場が広くて気持ちよかったですね。今日は持ち時間が短いことがわかっていたので、そのなかでマイナス人生オーケストラをより知っていただくために、いろいろな側面がみせられる2~3分台の曲を並べてみました。<華麗なる激情>は楽屋の雰囲気がすごくいいんです。ヴィジュアル系のイベントってギスギスしたところもありがちなんですけど(笑)、このイベントはみなさんフランクにしゃべってくれるんですね、若い我々にも先輩方が。その雰囲気がステージにも客席にも表れてイベントをより楽しいものにしているんじゃないかと思いました」──栗山“HaL”ヰヱス
取材・文◎BARKS 撮影◎釘野孝宏
■セットリスト
01.ご逝去なう。
02.High-Technology Sub-Culture
03.大嫌い (ムック Cover)
04.犬人間よしお
■プロフィール
大阪にて2008年9月結成。「ポップでキャッチーでディスコでパンクロック。されど総てが毒まみれ。音楽を主とした、なんか面白い事を追求する集団。」というコンセプトを掲げる。ライヴ公演を自己啓発セミナァ、ファンを負リークス(フリークス)と呼ぶ等、独自の世界観を持っている。本公演においては総票20,000票に及ぶ実力伯仲のバトルの勝者として華麗なる激情Vol.6への出演が決定した。
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